作者: 冨樫 義博

 

面白い作品です。主人公であるゴンはかなり天真爛漫で明るく、性格も良いので見ていて嫌な気分がしないです。私は純真無垢ではなく、考えて行動するタイプであるので、ゴンの純粋さと行動力には尊敬します。父親に合うためだけにここまで行動するのは素直に凄いと思います。そんな父親であるジンのセリフはこちらです。

 

「道草を楽しめ。大いにな。ほしいものより大切なものが、きっとそっちにころがってる。」

 

学校での勉学や職場で行う仕事ももちろん大事ですが、それよりも「自分が何を求めているか」を知ることが重要であるという意味でしょうか?

 

キルアは初め家庭環境の悪さにより、人間不信でしたが、ゴンの快活さにより徐々に周りに心を開いていきます。人間としての成長が一番見られるキャラクターはキルアだといえます。

 

クラピカは正義感があり、顔もかっこいいです。幻影旅団を駆逐するためだけに念能力を取得しているという心の闇も持ち合わせています。そういったギャップもあるので、女性人気が出るのも頷けます。

 

個人的に好きなバトルが「ヒソカVSカストロ」(第32話)です。最終的にヒソカが勝利します。このバトルは教訓になる場面がたくさん散りばめられています。まず、カストロは強化系の人間です。しかし、カストロが取得した技は分身(ダブル)という具現化系・操作系・放出系能力の複合技です。相性がかなり悪いです。これを現実世界におきかえると、自分がしたい仕事よりも自分に向いている仕事の方を選択したほうが良いということになります。自分が向いている仕事は初め嫌いでもいずれ好きになるでしょう。話を戻します。自分が強化系の人間だと知っていたなら、カストロはわざわざ分身という技を取得しなかったでしょう。よって、カストロは水見式を行っていないといえます。完全に準備不足です。そして、ヒソカに対し挑発を繰り返し、挙句の果てに自分の技の詳細を話すという愚行を犯しています。

 

東進ハイスクールの講師である林修先生が「負ける人間の3つの条件」を挙げています。

  1. 慢心(心の中で自分のことを自慢すること。おごり高ぶる心。)
  2. 思い込み
  3. 情報不足

カストロはこの3つの条件の全てに当てはまっているといえます。ヒソカに対し挑発を繰り返したのは完全に「慢心」です。私も慢心してしまうときがあるので気をつけたいです。ヒソカがたいした能力を保有していないという「思い込み」と、自分が強化系の人間であるという情報を持ちえなかったという「情報不足」。コンプリートしています。カストロは我々の反面教師です。

 

「負ける人間の3つの条件」を常に念頭に置いて行動したいものです。