監督 M・ナイト・シャマラン

脚本 M・ナイト・シャマラン

製作会社 ハリウッド・ピクチャーズ、スパイグラス・エンターテインメント、ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー

製作国 アメリカ合衆国

 

メタスコア:64

IMDb:8.2

マイスコア:70

 

テーマ:愛するということ

 

映画終了20分前にオチがわかってしまった。少しわかり易すぎた。だが、自分は気づくのが遅い方だと感じた。マルコムが幽霊ということは、幽霊同士はお互いを認知できないということになる。そう考えると、アンナと食事に行った際、ひたすら無視され続けるという仕打ちはかなり可哀想である。

 

アンナが眠っている間に、マルコムが語るという行為で物語が締めくくられるのは、なかなか綺麗な終わり方だと感じた。1年間も世の中すべてから無視され続けるというのは、かなり可哀想である。良い映画ではあると思う。

 

シックスセンスというのは第六感、つまり霊感だったのだ。コールが「マルコムは幽霊だ」という事実を気づいていながらも、あえて言わず間接的にアドバイスする行為は、なかなか粋といえよう。

 

講義中に絞首台という回答を出したのは伏線だろう。死んだ人が見えるという症状は統合失調症の症状と紐づけして考えていたのだが、本当に死人が見えるというのはフィクションならではのものだと感じた。

 

メッセージ性は特にないと感じられる。どんでん返しが行われる作品は、大体メッセージ性が、あまりない。代表例でいくと、クリストファー・ノーラン監督の『プレステージ』が挙げられるだろう。ただ、ジェームズ・ワン監督の『ソウ』ではメッセージ性があったので、良かった。綺麗に物語が終わったという印象である。

 

少し話がそれたが、悪い作品ではないように見受けられた。