監督 サム・ペキンパー

脚本 ウォロン・グリーン、サム・ペキンパー

製作国 アメリカ合衆国

メタスコア:98

imdb:7.9

マイスコア:95

テーマ:強盗団としての矜持

神映画だった。パイクとソーントンの繋がりが見えた一作だった。敵同士だが、お互いがお互いを思い合っていることが伝わる。こういった盟友が欲しいと感じた。マパッチの鬼畜ぶりはよく表現されていた。エンジェルに良くも悪くも戦況を左右され、ワイルドバンチ一味は全滅した。パイクは聡明で行動力もあるが、仲間を思いすぎて、結局身を滅ぼした。サイクスがうまく立ち回っていると感じた。飄々としている。見習うべきかは謎である。良くも悪くも昔の時代に取り残された盗賊団の衰退が描かれている。マパッチとの交渉の際も、パイクは「自分が戻らなかった際は、銃器類を爆発させる」といった主張をして、聡明な立ち回りをした。ただ、マパッチの生活が幸せかと言われれば、謎である。ひたすら搾取を繰り返し、女性と遊ぶ毎日である。対等な関係を築けている人間はいるのだろうか。女性もマパッチの権力に従っているだけである。本当の愛は何処に?ゴーチ兄弟は直情的に行動し、女性を求める積極性は日本人にはないので、見習うべきであろう。銃撃戦の描写も様になっており、とても興奮した。最初の禁酒連盟のシーンは好きである。酒を飲むと、自尊心や勇気は失われる、といった主張だった。酒を飲んでいたワイルドバンチのメンツとマパッチの軍団は全滅したので、その結末をあらかじめ予見していたのであろう。自分も禁酒連盟に入りたい。初めのサソリが蟻に食べられるシーンからは、ワイルドバンチの運命を表していたのであろう。伏線が張り巡らされていた作品であった。