マイスコア:80

不思議な作品でした。コメディを展開する時もあれば、官能的な表現もあったり、タンポポがゴローと共に努力をするシーンもあったり、泣くシーンもあったりします。結構色々な要素が混ざっている作品ではあります。ゴローは桃太郎方式で、仲間を次々とラーメン屋に呼び込みます。ゴローはタンポポに惚れているので、タンポポのために奔走するのです。ただ、結局タンポポとゴローは結ばれず、物語は終わります。切ない物語でもあります。印象的だったのは、ラーメン屋から去る時のゴローの表情です。本作を見ればわかりますが、非常に良い表情をしています。山崎努さん演じるゴローが切なくもあり、ただこれからの人生を前向きに捉えているかのような表情をしています。白服の男と白服の男の情婦の話はよくわかりませんでした。卵の黄身を何回も口移しして繰り返すシーンや、女性の乳に粉状のものをふりかけ、それを男性が吸ったりするシーンがあります。正直、何のためにそのシーンを挿入しているのかがわかりませんでした。白服の男は最後撃たれて死んで、白服の男の情婦は泣いているのですが、いまいち感情移入できませんでした。上司連中が同じメニューを頼む中、ヒラが違うメニューを頼むシーンはなかなか痛快であり、上司連中が滑稽に見えました。マナー講座のシーンでは、マナーの先生まで太った外人に影響されて、音を立てながらパスタを啜る所がありました。心の中で、「お前も啜るんかい」とツッコミながら、楽しく拝見していました。なんだかんだ良い作品だったのではないかと思います。