こちらもとっくに時間が経ってしまいました、11月13日にサントリーホールで行われたウィーン・フィルのコンサート。
ここ数年、ウィーン・フィルは来日すれば必ず、絶対聴きにいくオーケストラとして、私の定番となっています。今年は、なんとウィーン・フィルがストラヴィンスキー「春の祭典」を演奏するというので、このプログラムのチケットを取りました。
ウィーン・フィルがどんな音色で「春祭」を演奏するんだろう?というのは、今年の演奏の楽しみでしたが、パンフレットによると1925年にウィーンで「春祭」を初演したのがウィーン・フィルなんだそう。当時演奏されたときは、どんな反響だったんでしょうね。
さて、当日のプログラム。指揮者はアンドレス・オロスコ=エストラーダ。来年からウィーン交響楽団の首席指揮者を務める、コロンビア生まれの指揮者です。
前半は、ピアニスト、イェフィム・ブロンフマンとの協演で、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」を。第2番のドラマティックな始まりとは異なり、しっとりと憂い秘めた第1楽章から始まります。ブロンフマンも演奏を初めて聴きましたが、第1音から引き込まれる魅力的な音でした。
そして、後半はいよいよ「春祭」! 座っていた席が、ちょうと打楽器奏者の斜めうしろだったので、ティンパニや小太鼓、銅鑼など、打楽器奏者が演奏する様子や、演奏していないときでもきめ細かく楽器の調子を確認している様子などを間近で見られたのがよかったです。決していい席ではないのですが、座る場所によっては、演奏そのものとはまた違った角度で楽しめるものです。
打楽器に意識がいっていたこともありますが、「春祭」はほんとに独特のリズムをずっと聴いていると、人は鼓動のように刻まれる原始的なリズムを聴くことで、自らの野生的な何かがものすごく反応するんだなと思いました。
毎回思うことですが、ウィーン・フィルはほんっとに音がまろやか。聴いていてこんなにもうっとりするオーケストラ、ほかにありません♪