ずいぶん前に聴いておいたのですが、まとめる時間がなく、
1月月例会直後に12月月例会のレポートを書くハメに…。
12月の月例会テーマは「政治」。
これまた普段の自分とは縁遠いテーマ。
いや、本当はわたしたちの生活に密接に影響しているものなので
縁遠いといっている場合ではないのですが、
(なにしろ、私たちの収入の何割かは税収として徴収され、
その税金の使い道を決めるのが政府なので)
なかなか自分ごととしてとらえられない分野です。
政府の役割には
・資源配分の調整
・所得の再分配
・景気の安定
の3つの役割があります。
「資源配分の調整」とは、道路や教育、医療など公共のものに対して
わたしたちの税収をどのように分配するかを調整すること。
このような公共のものは、個人が動いてなんとかなるものではなく
みんなで力を合わせなければなりません。
そして、お金がかかるわりには、投資した分のリターンが先送りになります。
そのため放っておくと、誰もやらずに放置されてしまうので
国、つまり政府がやる必要があるのです。
また医者や弁護士などは、国がある程度介入し、
サービスの質を維持する必要があります。
これらの仕事は、対相手に対して相当量の知識をもつ必要があること、
また倫理観が必要なものなので、一般的な市場経済になじみにくく、
国の品質保証が不可欠。(だから医者や弁護士の資格は、国に保証された国家資格)
その見返りとして一般に高い収入を得ています。
「所得の再分配」は、貧富の差こそあれ、日本という国に生まれた以上、
誰に対しても一定以上の生活レベルを保証するという考え方です。
また人は誰しも若いときは元気で、年をとるにつれ体力的にもくだびれてくる。
本人たちにまかせておくと、若いうちに手元のお金を
全部使いきってしまいかねないので、一定の資産を一定期間国が預かり、
一定の年月を経たあとに、本人に分配することで、貧困を防ぐというねらいがあります。
ちなみにフィンランドでは、就労や資産の有無にかかわらず、
生活に最低限必要なお金(約11万円)を無条件に給付する
社会政策、ベーシックインカムの検討を開始したそう。
この制度により、複雑化した社会福祉制度を一本化することがdけい、
間接的な費用の支出を抑制できるというメリットがあるそうです。
「景気の安定」は、市場原理だけでは景気の波が多く揺れ動きすぎるので
好景気のときには金利を上げたり、増税をし、
不景気のときには逆に金利を下げたり、減税をすることで
景気の波を平準化するように務めます。
私たちはこのような役割を果たす政府のために
たくさんの税金を払っているので、政府自体が
非常に高い買い物なわけです。
そして、この3つの役割を政府がちゃんと果たしているのか
見守るのが、私たちの役目です。
そして日本という国の政策において強い権力を持つのが
・内閣法制局
・財務省
・検察庁
このうち、内閣法制局と検察庁には拒否権があります。
また
・アメリカ
・財務省
・参議院
というのも強い権力を持ちます。
アメリカは日本の宗主国であり、
参議院は衆議院で決定した法案に対し強力な拒否権があります。
(衆議院で与党が過半数の議席を持ち、一方の参議院では与党の議席が
過半数に達していないとき、「ねじれ国会」といって、なかなか法案決定が
進まないという事態が起きる)
そして、財務省というところは、増税や財政などについて
もっとも強力な権力を持っているところなんだそう。
(国の財政を牛耳っているのだから当然といえば当然)
日本の政治が気に入らないなら、海外へ移住という手もありますが、
住み慣れた日本と違う気候や食べ物、またコミュニティといった問題が起こります。
よくよく考えると、たいていの日本人にとって、日本に定住することは
メリットが大きいのです。
では、日本に定住するとして、この国をよりよくするにはどうしたらいいか
というと、
・本人が政治家になる
・政府審議会など、行政側にかかわる人間になる。
・ロビー活動(パブリックコメント、公聴会などに参加する)
という方法があります。
最後のロビー活動は、たとえば
・知り合いの議員に文句を言ってみる
・地元選出の議員のHPにある「お問い合わせフォーム」から困っていることについて
書き出して送信してみる。
といったものでもいいそうで、これらに対して議員から返事がくれば
それはいい議員だとのことでした。
ざっとこのような話のあとは、実際に区議会議員として活動されている方
3人がゲストして登場し、それぞれの区でどのような活動をしているのか、
区民からの問い合わせがどのくらいの頻度であり、
どのように対応されているか、といったことを話していただきました。
自分の周りに政治関係の知り合いはいないので、
議員の方の話を直接聴くのは初めてでした。
今、自分が住んでいるところにも、もちろん議員はいますが、
何か困っていることとか、言いたいこととか、正直あまりないので
文句を言うことはないのですが、
機会があったら、地元の議員の講演会などを聴きにいってみるのも
いいなあ、と思いました。
でも、やっぱり政治の話は難しい…。