日曜日は、東京都交響楽団の「作曲家の肖像シリーズ」を聴きにいきました。
今回のテーマは「アメリカ」。
アメリカ出身の作曲家の作品を集めたコンサートです。
指揮はアンドリュー・リットンさん。
ピアノの名手でもあります。
最初はバーバー「序曲〈悪口学校〉」。なにやら悪そうなイメージですが、
イギリスの劇作家シェリダンの戯曲に基づいて作曲されたそう。
その内容が、偽善者の兄、放蕩三昧の弟、財産家の叔父をめぐる喜劇なので、
「悪口学校」というタイトルにしては、楽しそうな映画音楽のような感じでした。
次は、リットンさんの弾き振りによるガーシュインのピアノ協奏曲。
クラシックとジャズのかけ橋になるような、クラシックにジャズの要素を
ふんだんに盛り込んだ、ジャジーなムーディな曲です。
リットンさん、なんと紙の楽譜ではなくタブレット!
おそらく足ペダルのようなものでめくっていくシステムになっていたようですが、
クラシックもITを活用する時代なんですねー。
タブレット楽譜、使ってみたい!
リットンさん、ガーシュインの演奏後、聴衆の拍手にこたえて
アンコールにオスカー・ピーターソンの「Round Midnight」を
演奏してくれました。オスカー・ピーターソンはリットンさんにとって
ヒーローなんだそう。
休憩をはさんで後半は、コープランド「静かな都会」。
こちらもアーウィン・ショーの台本による劇
「静かな都市」のために書いた音楽。
ニューヨークのような大都市が夕日に包まれてやがて静かに夜を迎える…。
そんな雰囲気の静かな曲でした。
そして最後は、指揮者や教育者としても活躍した
レナード・バーンスタインの「ディヴェルティメント」。
明るいトランペットが響く第1楽章「トランペットの合図とファンファーレ」
から始まり、第2楽章「ワルツ」、第3楽章「アズルカ」、
第4楽章「サンバ」、第5楽章「ターキー・トロット」
第6楽章「スフィンクス」、第7楽章「ブルース」、
第8楽章「イン・メモリアム/行進曲“BSOよ永遠なれ”」と、
バラエティに富んだノリノリの曲が次々と流れてきてワクワクしました。
そしてアンコールは、この最後の楽章から「行進曲」。
リズミカルなこの曲を、金管楽器が体をゆらしながら吹くのをはじめ、
オケのメンバーがとっても楽しそうに、うれしそうに演奏していたので
聴いているこちらもとっても楽しくなりました。
演奏する人たちが楽しそうにしていると、音楽の楽しさがリアルに伝わってきます。
正統派クラシックもいいけど、たまにはこういう
現代的な楽しくノリのいい音楽もいいものです。