モナコを危機から救った大芝居~グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札 | Cecilia's Diary

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「聖セシリア」は、音楽の守護聖人。これにならって、音楽をはじめとする芸術や
伝統文化などを楽しみつつ、毎日を生き生きと過ごしている様子をつづります。
ライフワークとしてコーチングも勉強中。

ニコール・キッドマンがグレース・ケリーを演じた映画を観てきました。
ハリウッドの売れっ子女優だったグレース・ケリーが
モナコのレーニエ大公と出会って恋に落ち、モナコ公妃となり、
のちに自動車事故で亡くなったという話はとても有名なので知っていましたが、
モナコとフランスの関係が危ない時期があったことは知りませんでした。

この映画は、グレースが映画女優として最後の仕事を終えたところからスタートします。ときどきはさまれるモノクロの結婚式シーンは、恐らく本物。
(でも、グレース・ケリーやレーニエ大公の顔がはっきりと映らないように
うまーく編集されています)

モナコ公妃となったグレースのもとに、ヒッチコックが映画の台本を持って
やってくるシーンがありますが、これはフィクションだそう。
実際にグレースに「マーニー」という映画のオファーをしたそうですが、
直接会ってはいないのだとか。

モナコ公妃として生活するも、レーニエ公とはすれ違いばかり。
また要人たちの集まるパーティに参加しても、女性ながら自分の意見を
はっきりという彼女に対し、モナコの人たちはちょっと引き気味。

史実はどうなのかわかりませんが、
どう見ても自分らしく生きられていないグレース。

しかし、フランスとの関係が険悪になりかけたとき、
彼女は本来の彼女である「演じる」ということで危機を救おうと立ち上がります。
敵対するフランスの当時の大統領、シャルル・ド・ゴールほか
各国の要人を招いた晩さん会で、彼女が一世一代のスピーチを行うのです。

結果的にこのスピーチが功を奏し、フランスとの関係悪化は
防ぐことができたらしいです。

グレース・ケリーといえば、とても上品でクールな女優としての
イメージがありますが、ニコール・キッドマンがそのノーブルな雰囲気を
とてもよく演じています。

女優時代も含めて、その服装のオシャレでステキなこと。
目のいい保養になります。

また、グレースの友人としてあのマリア・カラス役や当時の恋人だった
実業家のオナシス役が登場していてびっくり。
こういった人たちとの交友関係もあったんですねー。

あくまで映画なので、夫婦の関係や側近たちとの関係の実際は
どうだったのかはわかりませんが、
ひとりの女優が、国を救うために人生をかけて役を演じたことは
本当だったんだと思います。