愛する人の感情はコンピュータで再現できるのか~トライセンデンス | Cecilia's Diary

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「聖セシリア」は、音楽の守護聖人。これにならって、音楽をはじめとする芸術や
伝統文化などを楽しみつつ、毎日を生き生きと過ごしている様子をつづります。
ライフワークとしてコーチングも勉強中。

「私の男」に続き、ジョニー・デップ主演の映画「トライセンデンス」を観ました。
…こちらもなんだかゾワゾワする映画。

キャスター夫妻は、量子コンピュータ、PINNを使った最先端の人工知能を
研究していますが、あるとき夫のウィルが反人工知能テロ組織に狙撃されたことにより
わずか1カ月の命となってしまいます。

なんとしても彼を救いたい妻のエヴリンは、あろうことかウィルの意識を
PINNにアップロードし、コンピュータ上でウィルを蘇生させます。
(こんなことが実際にできるでしょうか…。いや、近い将来できてしまったら、
ちょっとオソロシイ…)

エヴリンは愛するウィルがよみがえったことに感動し、喜んでいましたが、
協力した友人のマックスは、これはウィルではないのではと懸念を抱きます。

最初は、愛する夫をよみがえらせるため、そして夫は妻を守るために
コンピュータの中で進化し巨大なパワーを持ちはじめる。

映画のタイトル「トライセンデンス」とは、人工知能が人間の知能を超えること。
「シンギュラリティ」とも言われていて、遅くとも40年以内には実現すると
言われているそうです。

もし、本当に人工知能が人間の知能を超えることが可能だとしたら
本当に怖いことです。

今までも、高度な知能を持つロポットとか(アイ、ロボット)
コンピュータとか(マトリックス)を扱った映画は観てきましたが、
それはあくまで架空の話というとらえ方でした。
(遠い未来にそういったことが実現するとしても、現実味がなかった)

でもこのトライセンデンスは、人間の意識をそのままコンピュータにアップロードする
という衝撃的な設定だし、近い将来に起こりえることというリアル感もあって、
胃がキリキリと痛むような感じがしました。

ただ、この映画の救いはラストシーン。
決してハッピーエンドではありませんが、コンピュータにアップロードされた
ウィルに、人間的な感情が残っていたこと、

そもそもエヴリンが愛する夫を失いたくない一心で、
ウィルの意識をコンピュータにアップロードしたこと、
ウィルがコンピュータの中で驚異的なスピードで発達していったのは、
妻エヴリンを守るためだったこと。

最後にそのことに改めて二人が気づいたところで終わるので、
ひとかけらでも人間らしさというものを感じられたことでほっとしまいした。

しかし、ほんとにこんなことが実際に実現可能だとしたら怖い…。