統計と確率の知識を持って情報に振り回されない~勝間塾月例会「ITリテラシー」 | Cecilia's Diary

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「聖セシリア」は、音楽の守護聖人。これにならって、音楽をはじめとする芸術や
伝統文化などを楽しみつつ、毎日を生き生きと過ごしている様子をつづります。
ライフワークとしてコーチングも勉強中。

先週は、勝間塾月例会でした。
今回のテーマは「ITリテラシー」。

近年、ものすごく情報の量が多くなり、またTVや新聞以外にも
さまざまなメディアがあるなか、玉石混合の中から自分にとって有効で有益な
情報を探し出すのはとても難しいです。

また、あらゆる情報のスピードが高速化しています。
情報の伝達によって文明が発達していきますが、
人間に似ているサルは、親から子へとモノを教えないんだそう。
子は親を見てまねるだけ。

対して人間は、親から子へ、また人から人へと学習したことを伝えていく。
はるか昔は、この情報の伝達方法は口伝しかなかったのが、
文字を持つ文化によって書物ができ、印刷技術が発達することによって
複製が可能になり、さらにラジオやTVといったメディアが増え、
昨今ではインターネットによって瞬時に情報を共有することができる。

情報の共有化のスピードが圧倒的に早くなっているのです。
この情報の流れが私たちの社会制度や環境、生死なども含めて
すべてを支配しています。

そして、この世の中は愚かな人から賢い人へとお金が流れる仕組みになっている。
つまり、情報の裏付けのないままうのみにすると、まんまんとだまされる。
そうならないためには、たとえば投資なら統計や確率といった知識を使って
不確かな情報やいいかげんな情報をはじいていくことができる。

情報もみんなが知っている情報ではなく、
確かな情報を持っている人から情報を得ることで、
その情報によって市場優位性が確保できると、人より抜きんでることができる。
情報ネットワークのためには人間関係が大事。

今使われているSNSの代表的なものは、LINE、Facebook、Twetterがありますが、
LINEは主にスマートフォン、FacebookはPC、Twetterはガラケーで使用、
とSNSによって使用する機器が違うそうです。

今はやりのLINEを使うのは主にスマホをメインに使う人であり、
FacebookはPCを主に使う人がメイン。

そして、世の中のほとんどの人はPCを使いこなすことが苦手なんだとか。
なぜならPCを使いこなすにはワーキングメモリを大量に使うから。
もともとFacebookを作ったのは、PCの操作が苦にならない人たちが
作ったものなので、そういった人を宙人にできあがったメディアであり、
LINEはPCが苦手な人、情報量をある程度しぼって使いたい人向け。
「情報をある程度しぼって」というのは、情報を消化しやすいように
編集してあるということです。
(そんなカテゴリー分けがあるとは気づきませんでした)

ここに市場の分断があります。
つまりワーキングメモリを駆使してPCから大量の情報を得ようとする人と、
スマホですでにわかりやすく編集された情報を得る人では、おのずと
求める情報も集めた情報も異なってくるのです。

欧米ではTVでも新聞でもクオリティの高いものと一般大衆向けと
読み手や聴き手をカテゴライズしていますが、日本はそこまで
厳密には区分けしていない。どちらかという一般大衆向けというスタンスで
番組を作っているようです。
(それぞれのキー局によって若干の違いはありますが)

なので、こちらからあるターゲットに向けて情報を発信する場合は、
どのメディアにどういう市場があるのかを理解したうえで
その市場にあった情報を発信する必要があります。

また情報の受け手としては、その情報がどういう情報技術を使っていて
どういう端末機器を経由し、どのくらいの情報量があり、
それがどういうふうに発信されているのかといった
イメージを持ちながら情報に触れてみると、
ワーキングメモリを鍛えることになるし、情報リテラシーが身につく。
その情報が信頼に足る情報なのかどうかを判断することができます。

この情報に対するリテラシーは、普段から鍛えているかどうかによります。
普段から運動していると身体の動かし方を把握しているし、
普段から読書をしている人はさまざまな本を読むことが苦にならない。
ITリテラシーは概念操作が必要で、さまざまな情報を複合していくことで
情報をたくさん持つことができるし、自分なりのカンを作っていくことになる。

なので、今から少しずつITリテラシーのための脳内筋肉をつける必要があります。

使う端末機器によって市場が分断されていると同時に、
情報の共有化が進んだために、市場の垣根が取り払われているという現実もあります。

昔なら学校、職場、地域などで市場は分断されていて、その市場内での
情報共有で済んでいたものが、その垣根がなくなったために
同じ情報をさまざまな市場の人たちが共有できるようになった。
それはそれでいいことなのですが、たとえば同じ市場内ならツーカーで
伝わることが、違う市場の人だと伝わらなかったりする。

また、対面ならば非言語コミュニケーションによって
言葉だけでは伝えられないニュアンスが伝えられるけれど、
SNSなどでは文字だけのコミュニケーションになるので
なかなか微妙なニュアンスが伝わりにくい。

なので、ウェブ上では誤解が生じやすく、炎上が起きやすくなる。
とはいえ、炎上が怖いからと情報発信を控えるのではなく、
炎上のリスクを知ったうえで、発信していくことが必要になります。

そして情報リテラシーを考えるうえで欠かせないのが
統計と確率の知識。
さまざまな情報に対して、それが統計的に正しいのか、確率的には有意なのか
を考えることで、自分にとって有効で有益な情報を
得ることができる。

ITリテラシーは、衆人の知恵を使うもの。
自分ひとりでは十分な情報を集められないし、集団の判断は
それぞれ視点が違うので個人の意見よりもより正しいものになる。

ヒット商品やヒット作といったものは、実はとてもランダムで
必ずしもねらってヒットしたものとは限らないので、
同じランダムであれば、よりヒットする確率の高いものを選ぶ。

そのためにも確率の知識が必要なのです。

とはいえ、確率も統計もからきし弱いので、初歩的な本を読んで
知識を得ないと、なかなか難しいです。