平日の午後6時半開演なので、会社を定時退社でダッシュしたのですが、
電車に乗り遅れて開演に間に合わず、15分遅れで到着。

途中からですが、まずは狂言「宗八」を。
新たな主人に雇われたのは、元僧の料理人と元料理人の僧。
主人の留守中にそれぞれの用事を頼まれるのですが、
お互いに不慣れな仕事なので困り果てます。
この困り果てて嘆いているシーンのセリフが、
まるでアンサンブルのように聴こえておもしろいです。
そして、お互いに自分の不慣れな仕事に詳しいと知り、
それぞれの仕事を交換するのですが、
僧がお経を読むシーンは本当にお経を読むのではなく
「ムニャムニャ」といいながら読むし、
料理人が料理をするシーンは、まな板の上につくりものの魚があって
それを包丁と菜箸を使って大仰に調理するフリをするので
このジェスチャーだけでも、おもしろくて笑ってしまいます。
そして後半は、能「杜若(かきつばた)」。
ある僧が、菅原道真がかきつばたの歌を詠んだ三河の国、
八橋にやってきて、杜若の咲き誇るさまを見ていると、
どこからともなく杜若の精が現れます。
そして、菅原道真の妻が着ていたという着物を着て
杜若の前で舞を踊り、踊り終えたあとは、
菅原道真の歌がもつ法力によって成仏して消えていく、という話。
杜若がいったんうしろにさがって衣装替えをするのですが、
衣装替えしたあとの着物が、道真の妻の着物という設定です。
前回の「スーパー能」のときは気づかなかったのですが、
国立能楽堂は座席の前にモニターがあって、
そこで狂言や能のあらすじを簡単に説明してくれたり
能の謡の歌詞を映し出してくれるのです。
今回はそれをみながらだったので、
今何をしているのか、どんな歌を謡っているのかがわかりました。
こういうモニターがあるのなら、もうちょっと観に行ってみたいものですが、
国立能楽堂のスタート時間が午後6時半というのがネックです…。
