杜若(かきつばた)の精が踊る~国立能楽堂5月定例公演 | Cecilia's Diary

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「聖セシリア」は、音楽の守護聖人。これにならって、音楽をはじめとする芸術や
伝統文化などを楽しみつつ、毎日を生き生きと過ごしている様子をつづります。
ライフワークとしてコーチングも勉強中。

先日の「スーバー脳」に続き、国立能楽堂の定例公演に行ってきました。
平日の午後6時半開演なので、会社を定時退社でダッシュしたのですが、
電車に乗り遅れて開演に間に合わず、15分遅れで到着。ドクロ

途中からですが、まずは狂言「宗八」を。
新たな主人に雇われたのは、元僧の料理人と元料理人の僧。

主人の留守中にそれぞれの用事を頼まれるのですが、
お互いに不慣れな仕事なので困り果てます。
この困り果てて嘆いているシーンのセリフが、
まるでアンサンブルのように聴こえておもしろいです。

そして、お互いに自分の不慣れな仕事に詳しいと知り、
それぞれの仕事を交換するのですが、
僧がお経を読むシーンは本当にお経を読むのではなく
「ムニャムニャ」といいながら読むし、
料理人が料理をするシーンは、まな板の上につくりものの魚があって
それを包丁と菜箸を使って大仰に調理するフリをするので
このジェスチャーだけでも、おもしろくて笑ってしまいます。

そして後半は、能「杜若(かきつばた)」。
ある僧が、菅原道真がかきつばたの歌を詠んだ三河の国、
八橋にやってきて、杜若の咲き誇るさまを見ていると、
どこからともなく杜若の精が現れます。

そして、菅原道真の妻が着ていたという着物を着て
杜若の前で舞を踊り、踊り終えたあとは、
菅原道真の歌がもつ法力によって成仏して消えていく、という話。

杜若がいったんうしろにさがって衣装替えをするのですが、
衣装替えしたあとの着物が、道真の妻の着物という設定です。

前回の「スーパー能」のときは気づかなかったのですが、
国立能楽堂は座席の前にモニターがあって、
そこで狂言や能のあらすじを簡単に説明してくれたり
能の謡の歌詞を映し出してくれるのです。

今回はそれをみながらだったので、
今何をしているのか、どんな歌を謡っているのかがわかりました。

こういうモニターがあるのなら、もうちょっと観に行ってみたいものですが、
国立能楽堂のスタート時間が午後6時半というのがネックです…。しょぼん