少年サッカー指導者として、親として、感じたこと、想ったことを記録していきます。
子供たちへの指導に際して、自分の頭の中を整理するための備忘録として
招待大会やTMなどで、子供たちに勝ち負けは関係ないから、この試合では○○を意識しよう!
と声を掛けます。
大人は理解しているつもりでも、はたして子供たちって、この意味伝わっているのかなぁ?と思うことがあります。
①目的、②目標、③手段
図で説明してあげると分かりやすいと思いますが、
①目的
「勝つこと」
負けるためにやる人はいないと思います。
これはサッカーの原則ですよね。
また、勝つための原則としては、
「点を取る、点を取られない」
これも目的のひとつと言えるでしょう。
②目標
ここが大事なところで、「目標」は①の目的を達成するまでの過程における、いわば段階でありテーマと言えるでしょう。
コーチたちが言う「勝ち負けは関係ない」とは、この試合において達成してほしいテーマです。このテーマをどれだけ多く共有しチームとしての精度を上げていくかが、勝ちと負けとの差に繋がると思います。
これがチームとしての目標です。
さらに、目標には「チームとして」の目標と「個人」としての目標があります。
分かりやすく言うと、個々に「この試合ではこういうプレーをしたい」ということをイメージするだけで十分だと思います。
最後に③手段
私が一番子供たちに意識してほしいところです。なぜならば、②の目標を達成するためにはどうしたら良いか、を子供たち自身が考える癖を身につけてほしいからです。
この手段とは、「見て」「考えて」「判断して」「実行する」ことです。
プレーに原則はあっても、決まりや正解はありません。
いかにこの手段としての選択肢を広げ、チャレンジを促すことができるか。
この点にこだわり、常に子供たちを「見守る」ことを意識していきたいと思います。
公式戦になれば、勝ち負けになるのは当たり前のこと。最後は気持ちと言うけれど、それまで積み重ねてきた差が勝敗を決めるのではないでしょうか。
長文失礼しました。