長年(35年ほど)部活動の外部指導を続けてきたのですが、自分が担当するバスケットボールに於いて、良く使われる言葉があります。
「バスケは『ハビットスポーツ』と呼ばれている。『ハビット(habit)=習慣』だ、これで英単語1つ覚えただろ?(笑)」
…なんて毎年のように選手に話すのです。
「習慣っていうのはな、考えるまでもなく行動するんだよ。食事の時に『茶碗を左手で箸は右手で持って、口の位置を確認して肉を運ぶ』な~んて事してないだろ? だからそれ位に成るまで練習するんだよ!」
最初は導いてあげても、いつの間にか習慣化したいね!
バスケは狭いコートの中で、瞬間的な判断と反応・行動が勝敗を左右する故に、日々の練習で攻守のパターンを何度も何度も繰り返して、技術を習得するスポーツなんだと伝えたいんです。
「日々の繰り返しと積み重ねが重要」
…これって学習と同じですよね。
当塾はホントに部活を頑張っている生徒が多いんですが、こちらが言いたい事の趣旨は理解して貰えるモノの、お勉強となるとナカナカ実行に移すまでには至りません。。
大きな理由に、好きな事(スポーツ)に熱中してスキルを取得したいか、苦手な分野(英語?)も頑張らないといけないのかの違いがある訳です。
仕方が無いので(笑)最近は、こんな表現で伝え方も考えたりしています。
「最近あれだけ苦手だった左手ドリブルが上手く成ったじゃーないか! 相当練習しただろ! やっぱり練習しただけ身に付くんだなぁ~♪ 数学のテストどーだった? 平均点取れなかったって? 大丈夫だよ、あなたなら数学も上達するよ!(だから勉強しようナ)」
方法は教えるから、後は自力で這い上がって貰いましょう!
…こちらの方が響いたりするんですよ。実際事実に基づいた例えですからね、個人個人で評価するポイントは変わることに成りますが、自分の成功体験の中から納得し受け入れてくれる確率が格段にアップします。
後は如何にして諦めず継続して貰うか、ここがコーチングの腕の見せ所に成るのですよね?(頑張ります!)