去年の11月から自宅から1時間半かけてアレルギー専門病院に行っている。

ずっとかかっていた近くの病院 (もアレルギー専門医ですが)に、
「うちで このレベルの子に乳を少しずつ食べさせるのは 無理です。」
と宣言され、送り込まれた紹介されたのである。
 
余談だが 私も20代の頃 アトピーがひどくて同じ病院に送り込まれた。(多分。) 当時の下宿先からかなり遠くて、通いやすい開業医をすぐ紹介され一度しか行ってないから記憶あやふやだけど。カルテ残ってるかな?
とにかく昔から、ここらへんではアレルギー最後の砦というぐらいな病院です。
 
・・・んなとこに 送り込まれてばかりの 人生よショック   心の一句 字余り
 
で そこでやっている、“経口免疫療法(マジ無理!な食べ物をほんの少~しずつ食べさせる療法)”の詳しい話を聞き、(記憶頼みなので以下ウソ書いたらごめんなさい!)
 
☆ 毎日食べて2時間は様子見て日誌つける
  …… ああ 何だかメンドウえーん。 夕食食べて2時間て。無理ちゃうか。
 
☆ アトピーも喘息もこのままじゃダメ、ちゃんと治療してからです
  ……ああ 厳しそう 吸入ステロイドやだなショボーン
 
☆ 症状が出ても 翌日また食べさせなければいけない(←症状によると思いますが)
  …… ああ うちのムスメには到底無理。拒否る。自我強すぎ笑い泣き
 
☆ 治療の副反応によって 好酸球性胃腸炎という病気になった人が過去2名
  ……ああ 2名…。 たった2名とはいえ それを引き当ててしまうんがうちのアレルギー人生や真顔
 
☆ 開始にあたり入院2泊~4泊が必須。
  …… ああ 今父ちゃんいないし 兄ちゃんゴハンいるし無理。 もしくは相当の覚悟いるなゲッソリ
 
ちょっと (いや ため息の数から行くと たぶんスゴーク) うちには厳しいかもチーンと思って
「一旦考えます」 と、2ヶ月後に予約を入れその日は帰ってきた。
 
そうして1月の予約日がやって来たのだ。治療はやらないことに決め、私一人で受診した。
食べさせたい気持ちは本物だし、何度も悩んだが、早い方が効果が高い訳ではないと聞いたのを免罪符に、とりあえず治療は先延ばしにすることにした。
 
忍法 先延ばしの術! (まさにアレルギーを耐え忍ぶ方法やしね。 これ最強爆  笑
 
この日、初診の先生は入院患者担当で手が放せないとのことで、別の先生だった。
 
私 「経口免疫はやらないことにしました。」
 
理由を聞かれてつらつら。
 
医師 「分かりました。では経口免疫は良いので、アトピーの治療をうちでやりませんか?春休みに入院して治療しましょう。」
 
私 「にゅ、入院 ですか?」
   (娘、そんなに重くないけど?!入院て。そもそも入院がイヤで経口免疫やめた部分もあるのさ先生!)
 
医 「入院するとほんとにキレイになりますから。」
私 「は、、、い、、、でも入院は。ちょっと厳しい、です。」
医 「お母さんは毎日通わなくても大丈夫ですよ」
私 「いや…それは娘にとって…無理です」
医 「プロアクティブ療法をやりましょう。」
私 「プロアクティブですか、、、。」
医 「プロアクティブ療法をやってステロイドが完全にいらなくなってキレイに保っている子がたくさんいるんですよ」
私 「ほんとですかびっくり?それすごいですね…。」
 
ステロイドがスッパリ切れるなんて、それはほんとに魅力的。
娘もそんなに重い方ではないので、もしかしたらイケルかも?!おねがい
 
私 「ステロイドはもちろん、プロトピックの 副作用も怖いんですが…皮膚がんとか。」
医 「プロトピックは皮膚がんを増やさないという大規模試験のデータが出ていますよ。」
私 「そうなんですね... 。ちょっと安心しました。」
 
私 「でも…遠いし…ショボーン。アトピーだけなら ここに通わなくても近くでできるのでは…?」
医 「プロアクティブをちゃんとやってる病院ってそんなにないんですよ」
 
そこに手が離せたらしい初診の医師が訪れて下さって、
初診医 「11月に診た時の症状覚えてはないけど、このカルテの書き方なら そんなに重くはないですね、軽症かなぁ。アトピーの治療なら〇〇病院とか△△医院もありますよ。通いやすいんでは?」
などと助け船。
ラブ !」
と思った瞬間、
 
 「それじゃ!」
 
と出て行かれた
 
チーン。
 
プロアクティブ療法、知ってはいたけど、うちは三人ともマニアックな医院の治療を受けていたので なかなか気が進まない。
しかしセンセイはその治療を受け入れ難いらしく、私なりに良さを説明したが
医 「それで8年間やってきて治らなかったんでしょ?」
私 「はい、、、、、、」
 
どう考えたって分が悪い。ここは標準治療ド真ん中 に加えて先進医療をやる病院だ。
古式ゆかしい軟膏治療(しかも成分不明)なんて、平成もオワリというのに、何やってんの?!という感じだろう。
その後、私の (治療は変でも) 軟膏の塗り方などは、マトモにやれてるらしいことが伝わって
 
医 「じゃあ、外来でいいですよ。外来でやりましょう!」
 
私 「ハイ」 (ヤッタネニコニコニコニコニコニコ!)
 
(この時 もはや入院逃れた嬉しさで、通う面倒臭さが アタマカラキエテイル)
 
医 「皮膚をキレイに保っていると食物アレルギーも治って来るんですよ。」
私 「ほんとですか…おねがい?それはすごく魅力的ですおねがいおねがい。」
 
食物アレルギーが良くなるってコトバにほんまに弱い私。
 
何だか
「この掃除機、この吸引力!こんなに吸えてしかも軽い!!水もホコリも、ついでに汚れた空気もキレイに!!!今ならチリトリもついて29980円!!チリトリは要らない?ならば29900円。もったいないですよ!」
そう、あの通販を連想してしまったけど…。
(先生!先生の善意をこんなふうに言って 本当にごめんなさい。
ネタですから!!! m(__)m m(__)m m(__)m。)
 
私 「ハイ。では。やってみます。」
 
医 「では これこれを このように2週間塗って来て下さい。」
 
あれ?!娘診てからじゃないんだ?
まあ通販もモノ見ないで買うし、そんなもんかな照れ
(いや ちゃうやろ。ただし初めの寛解導入は、湿疹を治して完全キレイにするものだから、それで良かったのかもしれないし、またすぐ連れて来るのも大変という先生のお気遣いだったと思う。)
 
こうして 通販生活 プロアクティブ療法が始まった。
この通販先生との出会いが その後の私の体調を大きく変えることになろうとは その時は思いもしなかった。
 
続きます。。。多分。。。