我が家には先日ちょっと切ない事件があった。

誤食事件。

まあ政治家がワイロもらってどうこうってよりは遥かにかわいいレベルの事故ですがニヤニヤ

 

地域のある団体に入っている夫の付き合いで、家族が誘われて(当人の夫は今いないにもかかわらず)、子2人と私で飲み会に参加した。

娘は重い食物アレルギーがあるから 外食には非常に気を遣う。

少しでも食べちゃうと体調を崩すから 完全に 除去 しないといけないのだ。

だがこの完全除去。慣れていない人や、知識のない人には ちょっと難しい。らしい。

(もちろん、できる人もいますよ!)

事前に居酒屋に電話して、

「卵と牛乳や乳成分が食べられないんですが」

と相談すると

「ハイハイ!では一皿別に用意しておきますねニコニコ!」

と快いお返事。

大変にありがたい。本当に。

だけど ちょっと心配した。

以前にもそうやって食べに行って (別のところですが) どちらかの成分が混入していて、体調崩したことがあったから。

 

当日は娘、出されたお皿の物をほんの少しずつ口にした。

 

…エビフライとか、たぶん卵抜きで作ってくださってるんだろうけど、大丈夫かなキョロキョロ

 

…オムライスの具(と思われるライス)、バターとか入ってないよなキョロキョロ

 

とか、本当に申し訳ないけど、いちいち神経質になりながら少しずつ食べていく。

そして、けっこう色々食べ終わった頃

 

「のどの奥が痛い…ショボーン

 

と言い出した。

ああ、やっぱりガーン。入っていたんだ。

一番怪しかったのはハム。市販のハムは、かなりの確率で乳成分か卵白が入っている。

食べる前にもちろん疑ったけど、少し食べて、行けそうな気配だったので、店を信じて食べさせてしまった。

ハムかどうか ほんまのところ分からないけど

 

食べさせなきゃよかった…ショボーン

 

すんごい後悔しても後の祭り。

さっさと手持ちの抗ヒスタミン薬を飲ませて様子を見ていたけれど、(この薬とエピペンだけは サイフを忘れても持ち歩いている)娘、だんだんお腹が痛くなってきて、帰り道はおんぶで帰った。(甘えたいのも 多分にあったと思う。)

22㎏超の娘、すんごい重かったけど、正直 おんぶで帰るぐらい、救急車で運ばれて酸素吸入やらアドレナリン注射やら点滴やら・・・に比べたら ずっとマシ。

 

金銭的にも。(入院1泊3万…言っちゃダメ!爆笑

 

症状はまあほどほどに軽そうだ。

元気でいてくれてありがとうニコニコって思う。

重いなぁ。歩けるなら歩いてくれよえー

とも 思う。

 

いやほんまに思った。

 

すんげぇ思った!(コラコラ。)

 

帰ってからやっとの思いでシャワー浴びせて(暑かったからね 特にワタシが滝汗)、追加で薬飲ませて 副作用でトロトロに眠くなったところで お布団へ。

ちょいちょい様子を見に行ったけど スースー寝てたので 受診不要と判断!

 

良かった... ... 照れ

 

金銭的にも……だから言っちゃダメ爆笑

 

寝てるところ見ながら切なくなった。

誰もが善意で動いてくれて、でも誰かのミスで反応してしまって どこに思いをぶつければいいんだろう。

せっかくわざわざ特別食を用意してくれた居酒屋に

 「何と何 使いましたか?!  これ、乳成分ですよね?!」

とか 問いただすことはもちろんできただろうが、それは私の本意ではない。

誘ってくれて 景品までいっぱいくれて  楽しく飲んで帰ったオジサマたちに

 

「アレルギー出ました……真顔

 

て言うこともできない。(まあ、言えるけど 本意ではない。)

 

じゃあ、次回も誘われて

「また来てよ!!!同じ店だからウインクウインクウインク!」

とか言われたら

 

行く???

 

行けないよ……ショボーンショボーンショボーン。。。

 

本当に切なくなってしまう。

どうして うちだけがこんな思いをしないといけないんだろう。

 

やっぱり 一定のリスクはあっても少しは食べられるようになるという

経口免疫療法

受けた方がいいのかな。

はぁ それも大変そうだな……。

 

色々と思い悩んだ夏の夜でした。

 

経口免疫療法についてはまた今度ウインク