リーグワンも中盤にさしかかり、第6節からは違うカンファレンスのチームとの交流戦が始まりました。
ここまで、熱戦が多い印象ですが、その要因のひとつは「三重ホンダヒート」だと思います。

リーグワンが発足した年、ヒートはDivision2に所属していました。その後、入替戦を勝ち抜き、現在はDivision1でプレーしています。
しかし昨シーズン、リーグ戦ではわずか一勝。入替戦も一勝一敗と苦戦しますが、勝ち点で上回り辛くも残留。そして迎えた今シーズン。

第1節。
TJペレナラ選手の加入で上位進出を狙うブラックラムズがリードして、70分。ここから、ヒート怒涛の反撃が始まります。
アルゼンチン代表、パブロ・マテーラ選手がパワーで押し込んでトライ‼️コンバージョンも決まり、20-21と一点差に迫ります。
そして、79分過ぎに得たペナルティでマヌ・ヴニポラ選手がゴールを決め、劇的な逆転勝利となりました🙌
これで勢いに乗ります。

続く第2節では、ヴェルブリッツと逆転に次ぐ逆転の展開。結果、自動車ダービーに21-17で勝利します。
ヒートがヴェルブリッツに勝ったのは、なんと32年ぶりだそうですびっくり

第3節はスピアーズに27-32とわずか5点差で敗れますが、先シーズンは0-75の大差で敗れている相手。そのチームからボーナス点を取っての敗戦。しかも、スピアーズ自体が去年よりも今年の方が強い印象なので、これはすごいです。

その後、ワイルドナイツ、サンゴリアス、ブレイブルーパスには敗れているのですが、試合内容はいずれも悪くない。とりわけ、サンゴリアスはかろうじて勝ったという感じで、ヒートが勝ってもおかしくない試合でした。第1節、第2節の勝利はまぐれではない。本当に強くなったなあヒート、と思います。

ここまでの大躍進の裏には、選手がかなり入れ替わっているという事実もあるのですが、スター選手を獲得したからといって、勝てるとは限らないのがラグビーの面白いところ。(事実、パブロ・マテーラ、フランコ・モスタート、トム・バンクスといったスタープレイヤーは昨年も所属してました)

今週はD-Rocks戦、その先はダイナボアーズ、イーグルス、ブルーレヴズと見応えのありそうな試合が続きます。今後もきっと、台風の目としてリーグワンを盛り上げてくれることでしょう。
いま、ホンダヒートの試合は見逃せません‼️

※カバーのロゴ写真は、三重ホンダヒートのXからお借りしました