昨日から我が家の近くでも
鶯の元気な鳴き声が
聞こえてきて癒されています。
毎年GW前後から聞けるのですが
今年も変わりなく聞こえて
嬉しいです。

今日は以前のブログ記事から
お気に入りの詩をひとつ紹介します。
*詩を差し替えました。
『愛憐』 萩原 朔太郎
きつと可愛いかたい歯で、
草のみどりをかみしめる女よ、
女よ、
このうす青い草のいんきで、
まんべんなくお前の顔をいろどつて、
おまへの情慾をたかぶらしめ、
しげる草むらでこつそりあそばう、
みたまへ、
ここにはつりがね草がくびをふり、
あそこではりんだうの手が
しなしなと動いてゐる、
ああわたしはしつかりと
ああわたしはしつかりと
お前の乳房を抱きしめる、
お前はお前で力いつぱいに
私のからだを押へつける、
さうしてこの人気のない野原の中で、
わたしたちは蛇のやうなあそびをしよう、
ああ私は私できりきりと
わたしたちは蛇のやうなあそびをしよう、
ああ私は私できりきりと