息子の診断から3年
息子が自閉症と診断を受けたのは
2020.2のこと
支援級に入るため診断書を書いてもらいました
当時はかかりつけ医でもない
会って間もない医師に
簡単に診断をくだされて やるせなかった
障害者というくくりの中に
息子を入れたくなかったし
信じたくありませんでした
あれから3年
精神障害者手帳と特別児童扶養手当の申請を
考え始めました
精神障害者手帳と
特別児童扶養手当申請のきっかけ
以前ブログで
再登校のためのコンプリメントトレーニングを
同級生のお母さんにすすめた時
余裕がないとの理由で断られたこと等を
コンプリメントトレーニング考案者の
森田直樹先生に伝えたところ
以前トレーニングを受けたお母さんに
特別児童扶養手当のお金でトレーニングを受けていた方がいるとブログに書いてくれました
申請の仕方と一緒に
費用対効果を考えれば
安価であるトレーニング
しかし、それでもお金はかかります
息子が不登校になった時
それは私にとって何が起こったのか分からず
とにかく調べて良いと思ったものはやってみました
全て私のお金です
夫は子育てに協力的とは言えず
まして森田先生は住職であるため
壺を売るような宗教だと疑うだろう
やることだけ伝えトレーニングを始めました
トレーニングと再トレーニング代金
当時はコロナ前だったので
リアルでの東京勉強会の諸経費
その後のZoom勉強会の費用
自分の貯金からです
全ては息子が再登校して
様々な子供達や先生がいる
学校という学びの場で切磋琢磨し
社会の中で働ける大人になるため
自立するために
払ってきた費用です
初めてトレーニングを受けてから4年経ちますが
コンプリメントで育てている
息子の伸び代は凄いのです
また5年生で支援級に入り
特性に配慮をしてくれたお陰で
息子は自分らしさを取り戻してきました
すると
あんなに信じたくなかった診断を
私は受け入れられるようになりました
普通級に在籍していた当時は
回りの子供と同じように出来るよう
母子登校中は必死でした
それが今では
俯瞰して息子を見れるようになったのです
子供を更に俯瞰して
みるようになった出来事
昨年夏のコンプリメント全国大会
→コンプリメントで子育てしているお母さんの我が子のリソース発表
森田先生の講演会等
に参加したのも
1つのきっかけだったのかもしれません
子供を連れて森田先生の講演を聴くため
息子と東京の会場に入りました
子供は親と一緒に講演会にでるもよし
別室の子供達の遊び場で遊ぶも良し
しかし特性から息子はどちらの部屋にも入れず
暑い廊下でうずくまるばかり
森田先生に相談しました
すると「子供達に任せておけばいい」
と会場にいた子ども達に声をかけました
すると素直な子ども達は
うずくまる息子に「一緒に部屋にいこう」と
誘ってくれました
更にうずくまる息子
そこに高校生のお兄ちゃんが誘いに来ました
優しくて
初対面の私に動じず
受け答えもしっかりしていました
どれくらいの時間が経過したか分かりませんが
お昼になるまで粘り強く工夫して
「一緒に遊ぼう」と息子の背中を擦りながら
言葉を掛け続けました
すると「絶対に部屋に入らない!」と言った息子が入ったのです
お兄ちゃんの愛情が伝わったのです
その時私は
特性が強い息子を育ててるんだなぁと
俯瞰してみることができました
と同時に怖さや心配不安があっても
初対面であっても
優しさと思いやりがある人がいれば
できるんだと感じました
周りの子どもは不登校経験者に見えないくらい
優しくて素直で穏やかでした
息子を俯瞰してみた結果
現在息子が軸になっている生活です
自立に向けてなのか子供に依存しているのか
悩む時もあります
仕事も息子に合わせてます
ともあれ
私は特性ある息子に
やれることはやってきた
よくやっている
それなら
良くやった自分に対して
息子の自立へ助けて
特別児童扶養手当を申請しよう
少しでも息子のQOLが良くなるよう
精神障害者手帳を交付しよう
そう思えるようになったのです