評価が高かったので期待して購入したのだけれど、つまらなかった。
作品の煽りである少女が性的に陰惨な目に遭う話、という方向性だが、まずイラストの印象もあってあまりエロさはない。むしろ淡々とした痛々しさだけがある。
一巻では前半、ほとんど話が動かないのだけれど、キャラの女の子同士のかけ合いが全然よくない。可愛さがないというか、変にネットスラングっぽくて違和感すらある。
また悪の秘密結社的なものが登場してからも、あまり緊迫感はなく、戦闘も敵に性的な悪夢を見させるという感じのもので、上にも描いた通り絵柄にエロさを感じないので、いまいち面白みに欠ける。
ぶっちゃけ、大体の作品をそれなりに面白く読めると自負している俺にとって、途中で読むのをやめていいかな? と思える作品は久し振りだったのでビックリした。キツい。
女の子のグループ内での会話→可愛くない
少女に対する陰惨な暴力→エロくはなく痛々しいだけ
悪の秘密結社との戦い→緊迫感もなければ爽快感もない
どこを評価していいか困るマンガだった。批評家としての立場があるから作品を売っていけるのかもしれないが、こういった作品の裏側でどれだけの面白い作品が打ち切りにあっているかと思うと、マンガを発表し続けるということには『面白さ』はもしかして絶対条件ではないのかな、とふと思ってしまった。