コーコーセーカツ!! メモ。 | 墜落症候群

墜落症候群

墜ちていくというのは、とても怖くて暗いことのはずなのに、どこか愉しい。

 ともかく読んでいて楽しいって感じを中心に。コメディ。初がボケて(バカ)、終がツッコむ(利口ぶる)。

 終は何だかんだで初をバカにしたりもするんだけど、結局は初と行動するのが好きだし、初のことを羨ましがったりもしている。

 個性豊かなキャラ紹介回が1巻みたいな感じで、1章ごとに1キャラクターをクローズアップしていく感じ。

 うーん。

 仏蘭西麵包エヴリは要するに男の娘で、しかも絶世の美女って設定。学校の美少女ランキングでもぶっちぎりのトップみたいな。

 父親に可愛がられ過ぎってキャラクターで、お父さんと未だにおやすみのキスや一緒に風呂とかを継続している(高校生なのに)。

 完全に娘として育てられ、溺愛されている(しかし男である)、というかなり倒錯的なキャラなのだが、初めの内、終は彼のことを女性だと想い込み一目惚れしてしまう。

 そして、エヴリの相談を受ける内に、彼女(と呼ぶことにしよう)の父親のことを何とかしてやりたい気持ちになっていくのだけれど、その内に初にエヴリが男であることを知らされて呆然とする、みたいなエピソードを発想していた。

 大体コーコーセーカツ!! で決まってたのはエヴリ関係のエピソードくらいで、他はかなり未知の部分があると言っても過言ではない。

 あと、第1巻のオチは決まっていて、これは打ち切りエンド。

 世界を救う部活、『勇者部』は本当に世界を救う部活で、職員室とか生徒会とかに巣食うモンスターたちとの戦いを繰り広げるって展開に、終がようやくノリ気になって『うおお!』って立ち向かって終わりになる。