ようこそお越しくださいました!
このブログは、ただひたすらに
日本一知られていない
世界の絶景アイスランド🇮🇸(私調べ)
のことを書いているブログです。
よかったらどうぞゆっくりしていってください
もうすぐクリスマス🎄ですね!
(まあワタシはフトゥーに仕事しますが)
アイスランドでは今年も
ユールラッズが山から降りてくる
時期になりました
クリスマスと言えば
サンタさん
ところで
皆さんが思い浮かべるサンタさんって
何人います?
実はアイスランド🇮🇸には
ちょっと変わった
13人のサンタクロース
がいるんです
(それも超イタズラ好きの)
今日はそんなアイスランドの
イタズラ好きな13人のサンタクロース?
ユールラッズ
についてお話ししたいと思います
アイスランド版サンタクロース一家?
西洋のクリスマスといえば
クリスマスマーケット
イルミネーション✨
山盛り豪華なご馳走
家族との楽しい団欒
空を飛ぶサンタさんとトナカイ
ツリーの下のプレゼントの山
、、、
などなど素敵なイメージが浮かぶと思いますが
アイスランドのクリスマスは
ちょっと、、、
いやかなり違っています
アイスランドのクリスマスには
13人のイタズラ好きのトロールと
その母ちゃんのグリーラ(Gryla)
そして黒猫のクリスマスキャット
というトロール一家が欠かせません!
このトロール一家のイタズラっ子たちのことを
ユールラッズ(Yule Lads)と言い
12月12日から24日まで
毎日1人ずつ山から降りてきては
様々なイタズラや悪さをします
(ね、かなり違うでしょ)
イタズラ好きの13人のユールラッズ(Yule Lads)
写真提供:Meet The Yule Lads in Dimmuborgir, Mývatn
このイタズラ者のトロール、ユールラッズ
現在ではお祭りやイベントで
クリスマスを盛り上げる楽しい存在
となっていますが、
元々は気味の悪い(そして頭も悪い)
大柄の半人半獣という設定
母ちゃんのグリーラみたいに
子どもをシチューにして食う(後述します)
みたいな怖さはないけど
どれもなかなかの困ったちゃん達です
13人それぞれの特徴を
軽〜く紹介しますね
(まあまあの悪事を働きますよ)
Stekkjastaur | 羊小屋のとんま
12/12、最初に山を降りてイタズラを始める。
家々を周り、羊🐏をいじめて回る。
Giljagaur | 溝の暴れん坊
12/13 2番目にやってくるユールラッズ。
日中はドブや溝に隠れていて
皆が寝静まったら牛小屋の牛乳を盗む。
Stufur | チビ
12/14 3番目のユールラッズ。
美味しいおこげを狙って
家々のフライパンを盗む。
(昔は金物が大変高価無物だったので
これはとんでもない大悪党)
Thvorusleikir | スプーンを舐める奴
12/15 4番目。スプーンを舐める奴。
少しでも食べ物がついてるスプーンを
片っ端から舐めて回る。
Pottaskefill | 鍋底をさらう奴
12/16 5番目。家々を周り、鍋に残ってる残り物や
食べかすなどを食べ尽くしてしまう。
Askasleikir | ボウルを舐める奴
12/17 6番目。夜になると家に忍び込み、
ベッドの下で子供たちが夜のスープやプディングを
食べ終わるのを待つ。そしてそのボウルを舐める。
Hurdaskellir | ドアをバタンと閉める奴
12/18 7番目。ドアをバタンと閉めて皆を驚かせる。
(アイスランド版ピンポンダッシュ⁉️!)
Skyrgamur | スキール喰らい
12/19 8番目。忍び込んでスキールを食べてしまう。
(唯一共感できるユールラッズかも)
だから、アイスランドの家では12/18~30までは
スキールをしっかりしまい込みます。
スキールは、アイスランドの伝統食で
ヨーグルトのようなクリームチーズの一種。
日本でも買えますよ。美味しいです。
Bjugnakraekir | ソーセージをくすねる奴
12/20 9番目。忍び込み、屋根裏に隠れていて
食事の準びができたところで
ターザンのようにぶら下がり
燻製ソーセージを盗む。
Gluggagaegir | 覗き屋
12/21 10番目。窓から覗き見をする。
(地味にこれが一番怖いかも)
Gattathefur | 匂いを嗅ぎまわる奴
12/22 11番目。大きな鼻で
クリスマスの時期だけ焼かれる特別なパン
laufabraud「葉っぱパン」の匂いを嗅ぎ当てる。
Ketkrokur | 肉をかっさらう奴
12/23 12番目。台所近くに隠れていて
メインの肉料理をかっさらう。(肉ならなんでもOK)
食事中にチャンスを逃したら、
夜の間に出しっぱなしの肉を盗んでいく。
(容赦ないな、、、)
Kertasnikir | ろうそく泥棒
12/24 13番目。ローソクを盗む。
(クリスマス時期のアイスランドは
日照時間が4時間くらいしかないので
夜にローソクがないのは大変です!)
、、、とこんな感じで
それぞれがそれぞれに悪事の限りを尽くし、
そして
12/25~1/6にかけて
1人ずつ山に帰る
(いや、長いわ!まとめて帰れ!)
というのが言い伝えなのですが
現在のユールラッズはかなりフレンドリー。
(時代に沿って変わっていくんですね〜)
今は盗むのではなく
プレゼントをくれますよ!
実は母ちゃんが一番怖い😱
写真提供:Wikimedia, Creative Commons, by Andrii Gladii.
ユールラッズは年々フレンドリー
になってきてるのですが
その母ちゃんグリーラ(Gryla)は、、、
今でもめっちゃ怖がられてる笑
グリーラはアイスランド中の
悪い子の情報を集めていて
冬になるとその子たちを
さらいにくるそうです
そして、、、
袋いっぱい集まったら
大きな窯で茹でて
シチューにして食べちゃう
(いやもう、子ども向けの話にしちゃ怖すぎるでしょ)
黒猫も、怖い
そして怖いのは
母ちゃん(グリーラ)だけではありません
グリーラの相棒?の化け猫
その名も
クリスマスキャット🐈⬛
ちなみにこの🐈⬛も
人間の子どもを食べるのが大好き
しかもクリスマスキャットは
悪い子だけじゃなく
クリスマスに新しい服をもらえなかった子も
食べちゃいます
(酷すぎるだろ、おい)
ちなみに毎年クリスマスの時期になると
このクリスマスキャットのイルミネーション
が点灯しますよ
ちなみに、グリーラにはレッパルージ(Leppaludi)
という3番目の夫がいるんですが
(1番目と2番目はグリーラが食べたとか。。。)
一家の中で最も害がなく
ありえないほど
グリーラの尻に敷かれており
いいようにこき使われています
今日はアイスランドの
13人のサンタクロース?について
ご紹介しました
国が変われば
文化もこんなに変わるんですね〜
(それにしてもイロイロ怖い)
ちなみに現代のユールラッズは
イタズラする代わりに
悪い子の靴下には
腐ったじゃがいもを入れるそうです
(丸くなったね、ユールラッズ)
ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!!
では今日も素敵な一日をお過ごしください