こんばんは。
今日は気になるニュースを見つけたので、そちらについて私見を語っていきます。
タイトルにもありますが、中国で生成AIを使って「死者を復活させる」サービスが始まったのだとか。
生前の写真を使いAIが学習する事で、あたかも生前の本人と同様に会話をしたりもできるそうです。
介護も「人の生死」に向き合う機会の多い仕事なので、気になってニュースをチェックしてみたのですが…
うーん、これはどうなんでしょうねぇ😅
介護の現場では、看取り介護というものが行われておりまして。
死に向かって衰弱していく利用者さんに対して穏やかに過ごせる対応に加え、ご家族がやがて訪れる死に対しての心の準備だったり。
そうした部分も寄り添って支援を行っています。
いざ死を迎えるとやはりご家族は悲しまれますが、それでもそれを乗り越え、次の人生を進み始めようと前向きに努めるご家族が多くいらっしゃいます。
このサービスは、そうしたご家族の「受け入れ難い悲しみを受け入れようとする努力」を無下にしてしまっているような、そんな感覚を覚えますねー。
まぁわからないですけどね。
天寿を全うして穏やかな最期を迎えられた方はまだしも、事故や病気などで予期せず別れを迎えてしまった方も多くいらっしゃると思います。
何の準備も出来てない突然のお別れに
「最後に1度だけでも会いたかった」
という無念を抱えている方がもいるかもしれません。
そしてこのサービスを使用する事で無念が晴れ、前を向くきっかけにもなり得るかもしれません。
その人の悲しみは、その人にしかわからないですからね。
けど、何かやっぱり「一線を越えてる感」はありますよねー…。
クローン人間のお話と似た感覚を覚えます。
開発者の方は「目標はデジタルの力で普通の人が『永遠に死なない事』を実現すること」と語られているそうですが…
それって本当の永遠の命なのか…?
停電になったり充電が切れたり、コンセント抜いたら消えちゃうものが「死なない事なのか…?」というのはすごく違和感を感じるところです。
そもそも何かの理由で生成AIを使えなくなったら、サービスの利用者は「別れの辛い思いを2回する事にならないか」なんてことも思いました。
また、AIサイドは蘇ってもそれを扱っていた人間側が亡くなってしまったら…
生成AIとして蘇った故人は、きっと悲しみますよね🤔
そしたら生成AIで蘇った故人側が、また生成AIを使って相手を蘇らすんですかね。
これを互いに繰り返す事が「永遠に死なない事」なのかと考えると「うーん…」って感じがしますね。
「やってみなきゃわからない」という視点で考えれば、人間の在り方そのものか変わりうる、世界を巻き込む大きなチャレンジなものかもしれない。
けど、やっぱり「人として」「生と死」という価値観や倫理に対してどうなのか…。
それとも、こうした従来の感覚に縛られていることが「固定観念」なのか…。
そんなことをすご〜く考えさせれるニュースでしたね。
まとめると…率直な感想としては
「自然の理とか人間の原理原則とか、そうしたものを冒していないか…?」
ということは思いました。
ただ、これで救われる方も確かに一定数いらっしゃるかもだから、現時点で一概に肯定も否定もするのは難しいなー…
というのが現時点での個人的見解です。
ただ自分が使いたいか、もしくは使われたいかと聞かれたら丁重にお断りするかと思います。
何より、こうした生死を扱うデリケートなお話に「ビジネス」というワードを使ってほしくないなと思いました。
しかし、とんでもない世の中になりましたねー。
このニュースに関しては、経過をチェックしていこうと思います。
介護と関係あるのかは不明なお話でしたが…
そんなわけで以上「人が蘇るサービス」についてのお話でした。