こんばんは。

最近、自分は帰り支度が遅いのかもしれないと気づいた私です。


草野球の試合が終わったあとの駐車場までの道中、毎回最後尾のグループだなとは薄々思ってたのですが…

今日はとうとう、まだ荷詰めをしてるのにみんな先に行っちゃいました笑

まぁそれでも私は、動じずにゆっくり手を洗ったり顔洗ったりしてるのですが^^;



私は試合後で疲れてるから、急がずゆっくり帰り支度をしたいタイプなのですが…

周りは疲れてるから早く帰りたい、というタイプのようです。

そんな意外な違いがある我がチームですが、とても仲良しです!笑



そんなアットホームな野球チームに所属する私が、今日は「介護施設のいろんなセンサー」についてテキトーに書いていきます。

要介護の方が多く抱えるリスクとして、転倒・転落はとても悩まされるところだと思います。

そんな転倒・転落を未然に防げる(かもしれない)、介護の現場で活用されているセンサー類をダーっと書き連ねていこうと思います。







  ①センサーマット

介護施設といえばコレ、みたいな代表的な転倒予防アイテムです。

製品によるかもですが、基本的にはバスタオルより少し小さいぐらいのサイズのマットにコードがついていて。

電源をオンにしてマットを踏むと、ナースコールと連動してコールがなるので動き出しをキャッチ出来る!

…みたいなものになります。

施設ではだいたいベット脇とかに設置されてます。

在宅用として、マットと受信機をペアリングさせて使えるコードレスのものもあるようですね。



1番のメリットは「動き出しを把握出来る!」ということなのですが…

デメリットととしては「動き出さないと把握出来ない」ということですかね🤔

要はマットを踏んでセンサーがなる時は、既に起き上がり立ち上がる直前の状態であることが多くて。

センサー鳴ったから駆けつけたら既に転倒していた、みたいな事故は介護施設あるあるかと思います。



センサーがなければ転倒自体に気付けないリスクもあるので、ないよりはマシではありますが…

センサーマットがあれば転倒を完全に防げる訳ではない、というのは凄く伝えたいところですね。



  ②離床センサー

センサーマットが「踏むと」鳴るのに対して、こちらは「離れると鳴る」センサーになります。

立ち上がりからの転倒リスクが高い方に、椅子に敷いたりして使用したりします。

行動制限とか身体拘束にあたるのでは?という見方もできなくはないのですが…

なぜ離床センサーを用いて動き出しを把握するのかという「目的」が肝心みたいです。



動き出した利用者さんに対して、歩行の付き添いなどの行動の補助に用いるのであれば、拘束には該当しません。

ただ、動き出した利用者さんを無理やり座らせるとか「特定の行動をさせないための使い方」をしていると、身体拘束に該当する可能性は高いです。


  ③タッチセンサー

ベッドの柵につけるセンサーで、柵を握るとナースコールと連動して鳴るものです。

新卒で入った以前の職場では使ってましたが…最近はどの施設でもあまり見ないような気がしますね。

ある程度ADLが低下して、起き上がる際に柵に掴まる方には有効です。

逆に、起き上がる際に柵を掴む習慣がない方には合わないセンサーだと思います。



  ④ドアセンサー

こちらはホームセンターとかでも売ってる、ドアを開けると鳴るセンサーです。

だいたい2つで1セットになっていて、2つのパーツが離れるとチャイムやセンサーが鳴るものが多いかと思います。

割と自分で動けるけどトイレは介入が必要だとか、車椅子自走して居室へ戻れるけどベッドへの移乗は転倒リスクが高いとか…

そうした方々のトイレや居室の扉に設置するケースが多いですね。


↑こんな感じ。(画像はお借りしています)



  ⑤赤外線センサー

これもホームセンターとかで見かけますかね。

文字通り、赤外線を感知して反応するセンサーとなっています。

これは離床センサーじゃ対応が間にあわない方に対して、椅子を引いた時点で動き出しをキャッチ出来るように椅子の脚に向けて置いたりしてましたね。

あとは「基本自由に動いていいけど、このポイントを超えたらキャッチしたい」みたいなときに使えるかと思います。


余談ですが…赤外線センサーが赤外線を発してるのではなく、あらゆる物体は赤外線を発していて、その赤外線の量や変化に反応して反応する!

というのが赤外線センサーみたいです。

てっきり、ルパン的な赤いアレが赤外線かと思ってました^^;


↑ルパン的な赤いアレ(画像はお借りしています)



  ⑥見守りシステム

最近の介護施設では、見守りシステムを導入する施設が増えてきています。


↑詳細はこちら



メーカーにもよるかと思いますが…


大体はシステムの中に離床センサーや体動センサー、人感センサーに動き出し・活動継続センサーみたいなものが搭載されています。


なのでそうした施設では、実は冒頭でご紹介した単独のセンサーマットとかタッチセンサーとかは使わなく

なってきています。


うちの施設もたしかセンサーマット全部捨てたはず🤔


ナースコール自体が変わり使えなくなったのもありますが、見守りシステム内のセンサーやアラートで代替出来るということで。


便利な時代です。







まだまだあるかもですが…今私が思いつく、介護施設て使われているセンサー類について書いてみました。


中には、在宅介護での転倒転落や徘徊予防に使えるものもあるかもしれませんね。




ただ、センサーを使用するにあたっては闇雲にたくさんつければ良いというものでもなくて。


そりゃあ何重にもセンサー設置してれば安心ではあるかもしれませんが…


たぶん、センサーやアラートが鳴りまくってストレスになっていくと思います^^;


安心のためのセンサーで、本来感じなくて良いストレスまで感じたり、鳴り過ぎて気にしなくなったりしてしまうのも本末転倒感があるというか。


当然、センサーを複数使用が必要なケースもありますけどね。




その方のどの部分にリスクがあって、どういった動きをされるのかをしっかり見極めて。


必要最低限の数で適切にセンサー類を選択していくことが、有効なセンサー類の活用方法かと思います。



そんな感じで以上「介護施設のいろんなセンサー」についてのお話でした。