著者: 司馬 遼太郎
タイトル: 草原の記
久しぶりに、司馬遼太郎先生の小説を読みました。
外語大の蒙古科をでられてるっていうことで
相当思い入れがモンゴルにあるのだろうとは思っていました。

司馬遷から名前をとったのでしょうか、司馬遼太郎さんという名前は。
史記を製作した大歴史家の名前を、用いることに自身の歴史観に自信があるのだろうなと思います。

モンゴルという国の成り立ち、信条、宗教などを見ると
いいなぁと思います。


限りなく広い地平線と空、馬でどこまでも草原を駆けてゆく。。。。

あぁ行ってみたいなぁ・・・

言語的には、日本語と同じくアルタイ語系なので、単語と動詞の活用を覚えていけば、習得しやすいのではないかと思いました。


モンゴルといえば、チンギスハーンですよね。


テムジンから、モンゴル帝国を統一し、大帝国を作り上げた大英雄です。
ジョチ、チャガタイ、オゴデイ・・・ジュルキン族から、耶律楚材(やりつそざい)etc
彼らが、海のように広がって、北はロシア西はハンガリーまで攻め込んで占領していきます。


ヨーロッパの人たちにとっては恐ろしい限りですよね。。。


当時、馬にまたがって、弓矢を使ったりするなんて、曲芸の限りだったぐらいですので
戦いにくかったでしょうね。。


占領しても街を統治するわけでもなく、馬の牧草地として使うぐらいで、意味ないですよね。略奪するしかないっつーの。


基本的に、司馬さんも述べているが、狩猟民族と農耕民族の性質の違いがここででます。


農耕民族は、田畑を耕し、文化を創り、財産を蓄える。
狩猟民族は、在るものを獲る。
実にシンプルですよね。


だから、物質にこだわることのない精神性が生まれるのだと思います。

モンゴルでは、資本主義なんて意味がないのかもしれない。


誇り高き国だと思うんですね。

是非皆様も興味があったら
読んでください


横山光輝先生の「チンギスハーン」も超おすすめです!

タイトル: 豪華版チンギス・ハーン(成吉思汗)シリーズ 全5巻セット

著者: 横山 光輝

これは、三国志と並んで名著だと思っております。

絶対にハードカバーで買うべき!!

私も持ってます。


あ、ちなみに
首都のウランバートルって
「赤い英雄」
って意味らしいです。モンゴルにしては、革命家っぽい地名ですね。