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パークの子たちは、みんな、スター。
彼ら、彼女たちに
恋してしまったら、少しでも「あなたが好き」って伝えたくなる。
いっぱい手を振って、
踊りを一緒に踊って。
だけど、
正面を通り過ぎていく時の推しメンは……

全力で踊ってた(笑)
まぁ、
その全力さも、たまらなく好きなのだけども、一瞬たりとも見てももらえてない(笑)
しかし、
恋は盲目なので(笑)、口の中しか見えないとしても、愛おしさが溢れる。たまらん。
それでも
正面を過ぎてしまったら、見てもらえる事は限り無く無理に近いから、他の子に目移る。
次に見えたのは……

彼も、全力で踊ってた(笑)
いや、
全力で踊るのはいいの。
当たり前なの。
当たり前なのだけども、恋心としては複雑。
仕方ないことなのだけど(笑)

「ん?」
なんか、彼が気づいた。
でも、
進行方向にはお誕生日シールの人がいたり、隣にはスゴい叫ぶグループいたり、訳がわからないけど、自分の周りは目立つ人たちばかり。

「……あー……」
めっちゃ、見つめられてる。

「あれれれ?」
ゴシゴシと、急に目を擦りだす。

パ!っと
顔を上げると、また、一点集中。

「それ!」
思わず、
指差しが来て、ファインダーから目を離す。
そしたら、
彼は、自分の後方にいる私の推しメンに目線を向けた。
この日、
私は推しメンのぬいぐるみと一緒にショーを見てた。
もしかして、
この、ぬいぐるみの事?
まぁ、
視線を向けられた彼は、相変わらず全力で踊ってたので、それにも気づかず(笑)
そしたら、
一瞬、こっち見て、すぐに自分の正面のゲストたちに

「ボクのは?」
って聞き出したwww(笑)

「ねぇ、みんな、ボクのは?」
たくさんの
ゲストに聞いてた(笑)
どんどん
遠くなる彼にカメラを向けていると

「ボクのも、ね!」
と、一瞬、こっち見た。
ずっと、ずっと、遠くに行ってしまったのに、ギリギリで最後に言われた。

その後は、
「みんな、ボクのもねー!」
と、
宣伝してるみたいだった。
うん。
わかった。
今度は、
キミのぬいぐるみを連れて行くから、待っててください(笑)
誰だって
キミの一番になりたい。
そう、思ってる。
でも
キミの一番にして?
そう言われたとしたら、心がときめく。
こうして、
推しメンが増えていく。
そして
下克上のように一番が変動していく(笑)
パークの子たちは、みんな、スター。
彼ら、彼女たちに
恋してしまったら、世界がときめきに満ちていく。





