アイスコーヒーが私とヒロさんの前に置かれ、ミックスジュースはチカとマルさんに置かれた。

暖房のよく効いた部屋で、酔を覚ます様な冷たいコーヒーは身体に染み込む。

少し疎外感を味わった私には、身が締まるような丁度よい冷たさだった。
三人はどうやら顔見知りだったようだ。
 
私とチカは今は部署が違うから、他社との交友関係は知らなかった。

マルさんとヒロさんは、先輩後輩の関係な様で、マルさんが先輩らしい
けど、黙っているとたたずまいからヒロさんの方が先輩に見える

チカは私に「アミも気をつけなよ、マルさんは人たらしだからね」言ってきた。
私は少し驚いた。三人の会話を聞いていると、マルさんはやり手の営業マンらしい。
その風体で?と思ったけど、ずっとニコニコしてるし、確かに会話が途切れない、気遣いも上手だ。

私の事も、ずっと友達だったみたいに扱ってくれて、元々四人とも知り合いだった様な錯覚を感じた。

いつの間にか、疎外感が消えていて、不思議とマルさん中心に話が回るようになっていた。

そして、あまり触れられたくない恋愛の話になって行った