皆さんは、サンタさんを信じていたのは何歳までですか?
私はあんまり覚えていないのですが、小学校高学年くらいまでは半信半疑とはいえ信じていたと思います。

というのも、理由があります。
私が5年生だった年のクリスマスイブのことです。
夜、眠りながらも頭の片隅ではサンタさんのことを意識していたと思います。
なんとなく眠りが浅かったのでしょう。眠りながらも少しだけ、周りの気配を感じていました。
そんな時、聞こえてきたのです。鈴の音が。
自分でも信じられない、と思ったのですが、あれはまぎれもなく鈴の音でした。
その時の私は「あ、やっぱりサンタさんっているのかもしれない」と安心して、また眠りについたのを覚えています。

翌年、25日の朝に母が玄関に置き忘れたらしいオモチャ屋さんの紙袋を発見して、「やっぱりそうだったか」とがっかりしたのが、「サンタ=両親」を確信するきっかけだったのですが、その鈴の音については父も母も「身に覚えがない」と言います。

今となっては、夢見がちだった私の空耳だったんだろうと思いますが、信じていたい乙女心もあるのです。
サンタさんはいなくとも、空を駆ける「何か」はいるんじゃないか、と。

そんな私に育てられたわが子は、私に輪をかけて夢見がちな女の子。
サンタさんはもちろん、小学生になった今でも「夜中におもちゃが動き出しているに違いない」とか「お人形に私の気持ちが届けば、きっとしゃべりだす」と信じています。

毎朝なかなか起きてこなくても、お人形を使って「早く起きてよー」とアテレコをすれば、ぱっと起き上がるような子です。
そんな素直なところが愛らしくてかわいい、自慢の娘です。
でも、もうすっかり大きくなった娘を相手に、高い声色でお人形遊びを朝からしなくてはいけない私は、気恥ずかしさを感じずにはいられないのもまた事実です……。
そんな私たちを見守る夫は
「俺はもう見慣れたけど、他人がみたらおかしな親子だなと思うだろうね」
と話しています。
その通りだと、私も思います。