現在事業立ち上げをしていますが、実は以前にもトライしようとしていたことがありました。
20年近く前になるでしょうか。
40歳の頃です。介護職をしていた先で知り合った人と気が合い、一緒にやろうとなりました。
そのころは福祉サービスのことなど何もわからないまま、とにかくその人、仮にAさんといいますが結構できる人のようでもあり、Aさんの言うとおりにやればいいと思い、参加しました。
まずNPO法人の立ち上げ。私の意を汲んでくれて私のためになんでもやってくれるという感じでした。
理事などは集めてくれて、司法書士も頼み無事に設立できましたが、結局誰も資金を出す人がおらず、申請もできないまま。
みんながみんな他人事のような、うまい汁だけ吸いたいだけのような感じで、まったく進まず。
Aさんも実家で資金を提供してくれるはずが、ふたを開けると全く話が違う。私との関係もぎくしゃくしてうまくいかず。
結局、それきりになり、私とAさんが発起人のためNPO法人は私が引き継いで運営することに決めました。
その時に司法書士に頼んだ費用も、Aさんはじめ誰も払う人がおらず、結局私が交渉して支払うことで決着がついたというお粗末な結果となりました。
そのNPOでは、もともとやっていた車いすダンスの活動を細々と続けていましたが、毎年手続きも大変だったので、2年前に手放すことに決めました。
ちょうどAさんが仕事を辞めており手があいていたことと、弟さんが事業をしたいとかで、今度はAさんに引き継いでもらいました。
理事もいろんな人がかかわりすぎていて、私ではもう手に余っていたわけです。
この時に学んだのは、当たり前ですが、資金がないと何もできないこと、NPO法人のように誰かと何かをするととてつもなく面倒であるということ。
それに加えて圧倒的な勉強不足、しかも私もAさんに頼り切りで全くの他力本願であったこと。
司法書士に支払った十何万は、痛い学習費用となりました。
その後、いろんな福祉の仕事をしていく中で、長いこと自分でやるということは忘れて日々過ごしていました。それがなぜ今なのか?
自分で資金が用意できること、前よりは経験を積んだこと、娘も一緒に参加してくれる、条件が揃ってきたこと。
そして結果的に私の背中を押してくれたのは、最後の職場でした。
あまりにも仕事がつまらない。まだ給与面や待遇がよければ文句を言いつつも続けていたと思うがそれもない。しかも年寄りはあまり歓迎していない雰囲気。まぁ私の経験は必要だったようではありますが、そこでは自分たちの理想でやりたくてサービス管理者という資格だけ欲しかったのでしょう。
自分のやりたいことはこんなことなんだろうか? でも特に職場で問題はないのだから続けていればいいのではないか?
それこそ考えましたが、大きな流れの中、やはり自分でやる方向に自然に進んでいったように思います。
実は今だってまだ、これで良かったのか、のんきに余生を過ごす方がよかったのではとまだ迷うくらいです。
迷いつつふたを開けてみれば、困難と思ったことがぱっと解決したり、周りの人が手助けしてくれたりと、何とかなっていますし、やはり今がやる時期だったのだと納得することはあります。
思えば、他力本願で人をあてにしてうまい話しにだけ乗りたいと思っていたときは、職場のことも文句や愚痴ばかりだったなと。
自分の覚悟が必要だったんだと今しみじみ感じます。
そんなお話しでした。