さて、それはとんでもないスタッフ、マッツンのことである。
そもそもの始まりは、事業の立ち上げ時に古くからの知人のKさんに相談をしたこと。
顔の広い人で、今回の物件も友達から紹介してくれたりと、感謝しかない。
その息子がマッツン。大学中退して35の今まで郵便配達員をしていたが、時間に割と余裕があり、
料理などもするということで、琥珀糖の試作などを頼んでいた。
まぁ、作ってはくれたが、今思えば試作というか作っただけで、何かデータを取るでもなく、
なんとなく作れている感じだったのだが、一応その時は感謝はしていた。
そのKさんは日中は仕事をしており、
その傍ら経理やアドバイザーを個人事業で受けている。
その仕事が職場の環境もよくないから辞めたい、だからうちの事業に出資してみたいという
申し出があった。夢を持ちたいのだそうだ。
まぁそれも、よくある話しでなくなってしまい、そのうちに息子が出資したいと言っているという話しになった。聞けば、将来も考えるとこのまま郵便配達でいてもいいのかと考えだしたそうだ。
出資して事業に関わっていけたら・・という気持ちがあるとのこと。
よく知らない私は、出資してくれるのなら、管理者のような形で勤めてもらうこともできると提案。
まっつんはそのことを母から聞き、それなら管理をやってみてもいいかも〜となったらしい。
最初は、当面は郵便配達の仕事の合間に、琥珀糖などを教えてくれたり手伝いとして来るということになり、それが今の状態だ。
結局、出資の話しは進展なく、週に一日だけ勤務している。
今までの態度や言動から推測するに、彼の中では、もしかすると自分が雇われ人ではなく、運営側にいるような勘違いをしているのではないか?
元をただせば、母がここの恩人なのだし、自分はもう関わっている要人のような気分でいるのではないだろうか。
だったら今までの奇行も合点がいく。
仕事の途中なのに弁当を広げて食べていたり、
試作で作った試供品の琥珀糖を勝手にパクパク食べていたり、
荷物運びに男手として連れて行ったのに、ウロウロするだけで役に立たなかったり、
琥珀糖を作るための材料を買いにいかせれば、砂糖を買ってこなかったり、
ゴーヤを持ってきて乾燥フードを勝手に作ろうとしたり、
バーベキューなのに約手伝いもせずキャベツの千切りを作って一人で食べていたり、
粉砕機に材料と一緒に乾燥剤も入れて回してダメにし、報告も謝罪もせずに勝手に捨ててしまったり、
いちいち、この調子であり、何も無い日がないくらいである。
今後、彼から出資の申し出があっても、私はお断りするであろう。
そりゃあお金は少しでも欲しい、しかしこいつが大きい顔をして付いてくるのであれば
どう考えてもデメリットのほうが大きいのである。
まぁ、大恩あるKさんのこともあるので、あまり言えないところがね・・
とりあえず当面はこのままで、いくしかないか。
そして彼は、これからもいろんな奇行を増やしていくのであろう。