みなさん
この詩を知っていますか
まぁまぁ 読んでみてください。
「天国の特別な子供」
会議が開かれました 。地球からはるか遠くで。
「また次の赤ちゃん誕生の時間ですよ」
天においでになる神様に向かって、天使たちはいいました。
「この子は特別の赤ちゃんで、たくさんの愛情が必要でしょう。
この子の成長はとてもゆっくりに見えるかもしれません。
もしかして一人前になれないかも しれません。
だからこの子は下界で出会う人々に、とくに気をつけてもらわなければならないのです。
もしかしてこの子の思うことは、なかなか分かってもらえないかもしれません。
何をやってもうまくいかないかもしれません。
ですから私たちは、この子がどこに生まれるか、注意深く選ばなければならないのです。
この子の生涯が、しあわせなものとなるように。
どうぞ神様、 この子のためにすばらしい両親をさがしてあげて下さい。
神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。
その二人はすぐには気がつかないかもしれません。
彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。
けれども天から授けられたこの子によって、ますます強い信仰と
豊かな愛をいだくようになることでしょう。
やがてニ人は、自分たちに与えられた特別の神の思召しをさとるようになるでしょう。
神からおくられたこの子を育てることによって。
柔和でおだやかなこの尊い授かりものこそ、天から授かった特別な子どもなのです。
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この詩に出会ったのは 今から9年前
甥っ子が生まれたときです。
甥っ子ちゃんは 障害を持って生まれました。
生まれた時 母と一緒に病院に駆けつけて
姉の顔をちゃんと見る前に
「先生っ 心臓はっ 心臓は動いてますか 」
って ご挨拶もなく 病院にいらした方にぶしつけな質問を
したことは鮮明に覚えています。
応えてくださったのは看護師さんだったかな
動いてますよ
との言葉に どれだけ安堵したことか。
もしも もしも生まれてきた赤ちゃんが
障害児だったとしたら・・・
みなさんは その時 何を感じ 何を想うでしょうか・・・
私はね、何も思わなかったんです
姉の子であって自分の子ではないから
ではなくてね
不思議と 何も思わなかったんです。
ただ ただ 世の中に生まれ出た赤ちゃんに
ようこそって気持ちでいっぱいでした。
もちろん 障害があることをその場で知らされ
ショックはなかったとは言えないけど
障害を抱えて それでも生まれてきた強い生命に
ほんとにほんとに よかったって思いました。
だからみんなで笑顔で迎えてあげたいって
真剣に思いました。
もちろん 産んだ母親の気持ちって言うのは
すごく色々な気持ちが入り混じるのだと思います。
すぐに笑顔には・・・なかなかなれないかもしれませんね
だけど 赤ちゃんにとってはたった一人のママの
笑顔を早く赤ちゃんに見せてあげられるように
なにか きっかけ探しをたくさんした気がします。
その時に出会ったのが この詩なんです
その通り きっとその通りなのよ
って さんざん泣いた覚えがあります
その時の姉には いろんなことを強いたかも
しれません。早く 早く 元気になって欲しかったから
一分でも一秒でも早く 笑顔を見せてあげて
ほしいと思っちゃったから
それから 9年の歳月が流れ 甥っ子ちゃんは
今日も元気に幸せに過ごしています
そして今では やっぱりこの詩の通りだったって
思えるんです
忘れていたけど 先日 姉と話していたら
この詩の話になって
久々に読んでみたくなりました
みなさんの心には どんなふうに届きますか
もしも もしも 生まれてきた赤ちゃんが
障害を持っていたとしても それはちっとも
不幸なことでも かわいそうなことでもないんだと
私は思っています。
たくさんのたくさんの愛が必要な
とても可愛い
愛すべき 天使ちゃんなんだと
私は 思います。