スリ! | ++Et, la vie comme une étrangère++
始めから、なんだか変な空気だったんだけど。

お昼時の満員電車。東京並みの混み様。
ドアが閉まりかけているのに、強引に乗ってくる4人組の未成年女子。
フランス人の服装じゃない。

手に提げている私のかばんに誰かが触った。
変だな。まさかスリ?え゛! でも女の子が???
かばんは手に提げてあるから、微かに手が入れられても、中に入っているものに届くような状態ではない。
そして、かばんの隙間は狭い。

4人組のうちの1人は、ドアに固いものを挟み、ドアが閉まらないようにした。
電車はドアが閉まらないから出発できない。
女の子のうちの一人が、ドアを手でこじ開け、4人が飛び出す。

やっぱスリじゃん!カゼカゼ

かばんを確認する。
財布は入っている。

3時間後、午後のクラスを終え、再び同じ路線に乗ると、
女の子4人組は隣駅で警察に補導されているところだった。

すごいね、同じ路線で3時間もこんな手口でやるの??

帰宅後ルームメイトに話したら、この子達はパリ市内で良く出るスリのグループらしい。未成年だから捕まっては、出てきて、スリやって、捕まって、出てきて、を繰り返しているとのこと。
「でも、その格好で、合うの?ヨーロッパには慣れているし。変だねぇ。地図でも見てた?だめだよ。」とルームメイト。

そうだ、今日はとっても素敵でゴージャスな女性と一緒に電車に乗ったのだ。
ゴージャスな女性と、ぼさーっとして要領の悪そうな顔をした日本人(あたし)。
きっと乗る前から狙われてたんだ。

案の定、彼女のかばんのファスナーもしっかりあけられていた。。。。



あうう。怖かった。