
小さい頃から、神様ってもっと遠くて、ただ悪いことをしたら神様は見てるよ~って親に言われ続けてきたくらいの存在だった。
ハワイ島の高校へ留学をし、2年で「あまりの田舎さ」に自分で勝手にオアフ島の高校へ転校手続きを取ってしまった。本当に、電話から申込み用紙を書いては、ファックスでやり取りをしI-20の手配もした。今思うと「留学エージェントみたいだなぁ~」って自分でも感心する。笑
オアフ島に転校した高校は、ミッションがつくキリスト教の高校。私は、そこで始めて聖書のクラスやチャペルにも行き、神という存在をもっと身近に感じるようになった。別に神がどうしてくれたとか、明らかなことはないけれど、1つだけいえるのは、いつでも、自分が神へ感謝の気持ちを持っていること。今、こうやって家族が、健康で、安全で、楽しく過ごせていること、これが奇跡のようにも思えて、本当にありがたい。だって、当たり前のようで、本当は当たり前じゃないんだもん。
ハワイの彼もクリスチャンで、一時は、神への疑いも強く、「神様なんているわけがない。いるなら、こんなに悪いことが多く起こるわけがない。」そう、いらだっていた。そのときは、本当に彼には悪いことがいっぱいおきていて、仕事も恋愛も何もかもうまくいっていなく、私も申し訳ない気持ちでいっぱいだった。でも、あるとき、(2ヵ月後くらいに)彼がいった。「神を信じていれば、いつか絶対に救われる。」今度は、私が疑った。「そんなわけないじゃん。仕事も恋愛もうまくいかなくって、毎日のように泣けることがあるのに・・・」そんな日々を過ごしていたら、突然の友達からのメール。ハワイの彼が結婚したんだってねぇ~っていう驚きの内容。彼のお母さんに聞いたら、本当に結婚したとのこと。本当はショックだった・・・ 8年も付き合っていた彼が結婚したなんて・・・そのときは。
でも、思うことがある。あのまま、悲しい気持ちのままの彼がいたら、私も悲しいなって。今こうして結婚できたってことは、神を信じたからこそ、導かれた道。私もコレでよかったんだと思う。これが神が導いてくれている道だから。
結局、人間って、何かを信じ、信じることで救われなくちゃ、弱い生き物だと。だからといって、タチのわるい、お金をとるような宗教はありえない。でも、亡くなった人が天国から自分の生きるべき道へ導いてくれているって信じるもよし、何かしら、自分の心の支えになる神って必要だと思う。神様がいるなぁ~って感じたとき、それは、今こうやって生きれていることだと思うから。