個を見つめるために 定点観測 | FOOTSTEPS

個を見つめるために 定点観測

紳士録をやっていると、毎日「同じよさ」しか見取ってやれていない子がいることに気付く。
その子を見る視点が固定してしまっているのである。

例えば、
○○は掃除をいつも頑張っているなあ。
その他の時間は・・・・あれ、どうしてたっけ??

みたいな感じ。
ほんの一場面しか見取れていないのに気付く。
自分の眼力の無さにショックを受ける。。


それを打破するために、定点観測を行っている。
ある一部を、徹底的に集中して「見る」。

例えば
下校時の昇降口の様子
4校時終了後3分間の動き
朝のあいさつ         等など。。

部分だけを抜き出して観察すると、色々と気付くことがある。

イメージが固定してしまっている子を見取るときには、定点観測で様々な「姿」を見取れるようにしている。

向山先生は、子どもの個性を見抜くとき「筆箱」を見るというが、それも一つの定点観測である。

何を定点観測するか
どのくらいの時間(期間)観測するか

こういう視点をもって取り組んでいる。