山形市から新潟県村上市瀬波温泉へ

山形から新潟県村上市の瀬波温泉へ行くプランを立てました。

山形を11時過ぎに出て、村上に3時過ぎに到着。山形でチェックアウト後、ゆっくりお土産品などを見て回り、村上駅でのホテルシャトルバスの出迎えにも余裕で到着という予定です。

すべての経路をのんびりローカル線で行くつもりでした。ところが、米坂線は、今泉駅から坂町駅まで電車が通じておらず代行バスの運行だったのです。

2022年8月の豪雨災害以来、電車の復旧見込みがないままだというのを、後から知りました。
切符を買ったときも、  みどりの窓口でもJRとしか説明もありませんでした。

バスには、多くの高校生が乗っていました。途中、いくつかの場所で降りて行きましたが、毎日のことなのに、地元の生徒さんたちは大変だと思いました。

今泉駅で乗り換えてから、坂町駅まで、本当に長く感じました。高速 バスで直進するのとは違い、あっちに行ったり、こっちに行ったりで路線バスで1時間半を超える乗車はきついです。坂町駅まで残ったのは、私を含め、旅行客3人でした。

ただ、まわりの景色は素晴らしく、荒川の辺りは、水の流れと山々の緑、橋のオレンジ色が本当に絵のようでした。



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 坂町駅に着いてから

ようやく坂町駅に着きました。予定の村上駅への電車発車まで5分しかないということは、あらかじめ調べておいたはずでした。


駅員の姿はありません。10名ほどの乗客は、静かに待合室で待っています。


本来なら急いでホーム電車を待たなければなりませんでした。


ところが、なぜか、私のメンタルは、あまりにも静かで落ち着いている人たちの雰囲気に巻き込まれてしまいました。


トイレに行っている間、アナウンスが流れ、『電車到着に遅れが発生しております』という部分だけが聞き取れました。


みんな待っているということは、電車は遅れているに違いないと思い込んでしまい、ほかの乗客と同じように待つことにしました。


しばらくすると、  電車から降りた乗客が次々と改札口に入ってきました。


気づいた時にはもう遅い!

私の乗るべき電車は行ってしまった後でした。


待合室で待っていた人たちは、私以外、逆方向の電車を待っている人たちだったのです。


 予定と違うことが次々起こるとき

私の頭は真っ白。知らない場所、問い合わせしようにも駅員がいない、電車がない。自分のいる場所から、村上まで行く手段... 結構、パニック。


今泉駅から電車ではなくバスという時点で、実は、不安が頭をよぎっていました。


着いた駅では、自分の乗るべき電車情報もはっきりせず、プレッシャーがかかりました。


時間が迫っているにもかかわらず、まわりと同じ行動を取ってればいいのだと勝手に思い込み、完全に大失敗。


とりあえず、行ってしまった電車 のホームに出て、考え始めました。


ホテルに電話して、シャトルバスの予約を変更するか、いや、その前に次の電車はいつ来るか... 確か、1時間後? 迎えの時刻には間に合いません。


こういう羽目にあうと、知らない土地でおいてけぼりって心細いものです。これもソロ旅の醍醐味!?  ... かなぁ? トホホショボーン



 特急列車に乗って軌道修正

ホームをはじからはじまで歩いているうちに、時刻表を見つけました。

特急列車が来る。慌ててネットで調べました。確かに来る。これに乗れば、万事OK!


 予定通り、大江戸温泉物語Premium汐美荘へ

ホテルからは、予定よりも早くシャトルバスが迎えに来ており、駅に着いてすぐ乗り込みました。ほかのお客さんはいなかったので、私だけのために迎えに来てくださっていたのです。


 過去の想い出

大江戸温泉物語汐美荘がオ-プンしたのは、2020年です。その頃から現在のPremiumホテルにリニュ-アルされるまでの間に、娘や息子と訪れたことがあります。


大浴場とバイキング形式の食事が気に入ったことと、売店で全国旅行支援ク-ポンを使うことができたので、得した気分になったのを覚えています。



 ラウンジで夕日が沈む瞬間を待つ

Premiumホテルの特徴は、ラウンジのウェルカムドリンクサービスです。


夕日が沈む時刻は、6:48pmと掲示が出ていたので、それまでラウンジでくつろぐことにしました。


コーヒーはホットもアイスもあり、アップルやピ-チティーなど様々なハ-ブティーがチョイスできました。


冷たい飲み物には、ほうじ茶、アップルジュース、オレンジジュースのほか、ビール、ハイボール、レモンサワーがありました。


ちょっとしたスナック類 に、ナッツやドライフルーツなどもつまむことができました。








 夕日が沈む瞬間

残念ながら、夕日が沈む瞬間は、 太陽が雲に隠れてしまいました。でも、まわりが赤く染まり、とても綺麗でした。


 遠くに佐渡も見えました。







 大浴場と温泉の効能

大浴場は、海岸を見下ろせる源泉掛け流しの熱い温泉でした。


到着いた当日は、夕食前に内湯でくつろぎました。


翌日は朝早く、朝食前に露天風呂に入りました。海辺の空気がすがすがしく、最高でした!


サウナ、無料マッサージチェア、マンガコーナ-もあります。


お風呂上がりのアイスもおいしかったです。




瀬波温泉の効能は、きりきず・末梢循環障害・冷え性・うつ状態・皮膚乾燥症筋肉又は関節の慢性的な痛み又はこわばり・運動麻痺における筋肉のこわばり・冷え性・胃腸機能の低下・軽症高血圧などだそうです。



 バイキング形式の食事

朝夕ともにバイキング料理で、海鮮、創作料理、郷土料理がおいしかったです。


ラウンジでのくつろぎタイム、最高気分の温泉入浴を経て、食事に行ったので、結果的に時間をずらした形になり、混雑もなくゆっくり食事ができました。













 お土産のお酒


ホテルの裏側に酒屋があります。地酒の特別純米酒を自分へのお土産に買いました。








 ちょっとセンチメンタル

今回のソロ旅は、最高気分の部分と、トラブった部分の両方でした。


食事中、またいつか、娘や息子ときてみたいなぁと、話す相手がいないことにちょっとセンチメンタルな気分になりました。


ゴールデンウィークを避けた大人の家族連れが多く、あちこち会話に花が咲いていたからかもしれません。


いつもなら、食べ放題の食事に夢中で、  食べたいものを食べたいだけ食べることのみに集中して、まわりを気にするどころじゃないんですけどね。


 帰りの電車

途中はどうあれ、自分の立てたプランを無事に終え、帰りの電車は無気力。


2泊3日のソロ旅の想い出貯金、またひとつ貯まりました。