ひとり好きが増えた

現代は、ひとりでいることを好む「ひとり好き」の人が増えたといいます。


首都40km圏内在住の25~39歳男女に対する「ひとり意識・行動調査」を1993年と2023年で比較したところ、


「みんなでいるほうが好き」

1993年 56.2%   2023年 43.7%


「ひとりでいるほうが好き 」

1993年 43.5%   2023年 56.3%


という結果で、30年前は、みんなでいるほうを好んでいたのに、現在は、ひとりでいるほうを好む傾向に変わりました。


「意識してひとりの時間を作っている」、「喫茶店・カフェ、ファ-ストフード店、映画館にひとりで行きたい」の項目に同意する人の割合も、増えたそうです。


日常にかかわる行動についても、「ひとりでしたい」「ひとりで過ごしたい」という傾向が見えたということです。




一緒に活動する仲間

よく覚えているのは、お昼ご飯を一緒に食べる仲間がいないと、仲間外れで孤立というイメージがあったことです。「ぼっち飯」は、好まれませんでした。


旅行でも、スポーツでも、趣味でも、一緒に活動するグループ仲間がいることは、結構大事でした。


喫茶店は、待ち合わせの場所であり、おしゃべりの場でした。



スマホの影響

 ひとりで過ごす時間が好まれるようになったのは、スマホの普及が大きく影響しているのではないでしょうか。


スマホが流行りだした頃、二人で向かい合って座っているのに会話がなく、それぞれスマホ画面から目を離さずにいる光景を見ました。

「せっかく一緒に同じ時間を過ごしているのに、なんで黙ってスマホいじってるんだろ」と、不思議に思いました。

 

今は、ひとりスペースのある喫茶店が多いですね。どちらかというと、おしゃべりの場より、ひとり作業の場として利用されることも多くなりました。

 

 

今後の行くえ

 これから先、30年後には、どんな変化が現れるでしょうか。


その頃には、新しい機器が開発され、またその影響を受けた変化が起こるのでしょうか。


人と人とのかかわりは、直接的にじゃましない(されない)間接的つながりに動いていくのでしょうか。



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