少子化対策は、子育て世代に焦点 

少子化対策は子育て世代に焦点が当てられていますよね。 出生率が低くなっている傾向があり、 不妊治療の保険適用や子育て支援がその例です。でも、ちょっと待って!  少子化って、子育て世代だけの問題でしょうか?



確かに、子育て世代の問題!

子どもが欲しい夫婦にとって、不妊治療はお金がかかります。共働きも増え、出産を先延ばしにし、高齢出産も増えています。子育てには、教育費、養育費とお金がかかります。子どもが成長すれば、マイホーム計画も必要です。



その前に、結婚の問題も!

子育ての問題の前に、結婚しない若者が増えている傾向も、少子化につながってますよね。荒川 和久によれば、最近の傾向は、「晩婚化」よりもむしろ「非婚化」だと言っています。つまり、結婚を遅らせるというよりも、結婚を選ばない、または、選べない人たちが増えているということです。



橘木 俊詔は、結婚を選べない人たちの間には、男女の格差が未だに存在しているのではないかとも指摘しています。キャリアを持った女性が、自分と同等、または、それ以上の所得を男性に求めている傾向は、昔のままであるということです。こうした格差が、結婚しない若者が増えている原因だというのです。



  

 子なし夫婦も増えている!

結婚はしても、子どもを持たない子なし夫婦も増えているそうです。あえて子育てで苦労するより、自分たちの生活を自由に楽しみたいという傾向です。今は、子どもがいない世帯が6割だということです。


ミニマリストの選択は、自分の生活空間を必要最小限に保ち、無駄を省いて自由に生きるライフスタイルとして注目されていますよね。


子どもが小さいうちだけではなく、成長すれば成長したで、親になれば苦労がつきません。 親孝行で涙が出るような子どもたちに育ってくれればいいのですが、 親に向かって「うぜえ!」「ムカつくし!」「うるっせぇんだよ!」「キモっ!」などと暴言を投げつけられ、「親ガチャ」とでも言われようものなら、地獄ですよね。不登校、引きこもりなどの問題も、学校教育の在り方自体が問われるこの頃です。


老後のおひとりさま

少子化問題は、高齢者問題にもつながるわけですよね。断片的に、子育て支援だけではおさまらない。しかも、支援対策でさえも、 改善されてよくなったと 感じている人の割合は、ごくわずかだそうです。 




子なし、孫なしの老後を迎える人が、今後、増えていくことになります。ひとり暮らしのお年寄りは、年々、増加しているそうです。年代関係なく、どこもかしこも「おひとりさま」だらけの世界になっていくのでしょうか。

alisumiのブログ

『結婚しない若者世代・

孫のいないお年寄り世代』