日本のCMで存在感を増すフィンランド | 旅の道先案内人 アリスツアー アメブロ版ブログ

日本のCMで存在感を増すフィンランド

日本のCMで存在感を増すフィンランド



在、日本の日常の中にフィンランドが浸透しつつある。マリメッコのバッグを持った女性が街なかを闊歩し、アングリーバードのゲームに興じる子供たちを見受ける。CMでもフィンランドの露出が多いことに、みなさんお気づきだろうか。



「ポイカ、オンコ セルヴァ?」「ヒュヴァー シュンテュマパイヴァー!」-「坊や、わかった?」「お誕生日おめでとう」を意味するこれらのフィンランド語のフレーズを日本のCMで耳にしたことがある人は少なくないだろう。ここ数年、フィンランドはCM製作者たちの間で人気のキーワードである。そして異口同音に日本の視聴者にとってフィンランドは、まだ見知らぬ不思議でお洒落な国であるのがその訳だと語る。



フィンランドをテーマにしたCMの中でも最新で注目を浴びているのがアパレルブランド「Earth Music & Ecology」の作品だ。CMではNHK大河ドラマ「篤姫」での名演技が未だ記憶に新しい、女優の宮崎あおいさんがフィンランド人と哲学的なやりとりをフィンランド語で繰り広げる。2012年秋の第1作目から、これまでに5つのエピソードが放映されている。最新作は2013年4月17日から放映されており、この作品の中で宮崎さんはフィンランド人ミュージシャンたちと「アオイチャンズ」というロックバンドを組んでギターを演奏している。



エーザイの胃腸薬「新セルベール整胃」のCMもコミカルな演出で話題を呼んだ。フィンランドの一般的なイメージである森と湖の風景の中で、フィンランド人老夫婦やサーミ人の3姉妹が登場し、商品を手にしながら「おいしく食べる」と日本語で話す。CMの最後にサーミ人3姉妹の長女役が「私は天ぷらが好き」と言うオチが入るが、実際に大阪万博の頃日本に来日した際に口にした天ぷらがとてもお気に入りだったようだ。フィンランドのオーガニックなイメージが薬のイメージとマッチした好例だ。





富士通はCMでフィンランド国内で採用されている同社の電子カルテネットワークを紹介している。


CMはドラマ仕立てとなっており、全編を通してフィンランド人の役者や一般人がフィンランド語で役を演じており、日本語の字幕が入る。CMはヘルシンキ駅で熱に倒れる少女のシーンから始まり、その後診療所へと移行していく。病気になってしまった小さな愛くるしいフィンランド人少女が、富士通の電子カルテネットワークのおかげで元気を取り戻す、というストーリーだ。


サントリーのフレシネのCMもフィンランドが舞台となっている。際立ってフィンランドを予感させる要素はないが、ヘルシンキっ子であれば、舞台が雨に濡れそぼるマーケット広場であることが一目瞭然だ。このようにフィンランドは日本のCMでも露出の機会を増やしている。日本におけるフィンランドの知名度は急速に伸びている。





関連リンク

Earth Music & Ecology

新セルベール整胃

「暮らしと富士通」シリーズ グローバル(医療)編

サントリー フレシネ


© フィンランド大使館


オーダーメイド旅行のアリスツアー

東京都渋谷区道玄坂1-6-6


www.alistour.jp/  

info@alistour.jp