あの絵に…。
タイトルはあるのだろうか?




今年85歳となられる空襲の語り部、
吉野山隆英氏にイベント会場である浅草公会堂でお話を伺った。

浅草公会堂で毎年開催される『東京大空襲資料展』に携わってはやくも9年というボランティア歴。

吉野山さんは、画家。
浅草公会堂で赤を基調とした巨大な絵に釘付けとなった方も多いだろう。
これを一気に画き上げたのが吉野山画伯だ。
本来は水彩画の風景画を描く。

今回、資料展出口付近に展示されている都電を配した空襲絵の右手前を画き換えたとのこと。昨年までは死体が転がっていた部分だそうだ。

一一〇東京大空襲で遭遇した大人の様子を敢えて画こうと思った真意は?

一一●空襲に備えて、大八車を準備して家財道具を積み出した父親の姿。どうしても家族のために持ち出したかったのだと思う。その強い気持ちが伝わりました。少年時期の体験。彼の姿を見かけた時はすでに亡くなった後でしたが、大八車を置いて身一つで逃げればよかったのに…。なぜあの姿で息絶えていたのか…。
もう一度考えてみたかった…。

一一〇この作品を描くのにどのくらいかかりましたか?

一一●約3年前に描きました。画家ですから構図さえ決まれば早いものです。3日ほどで画きあげたものです。







7年前の吉野山さんの体験談によると一一

空襲の体験談を語れる人が少なくなってきました。

理由もわからずに突然、黒焦げになるのが戦争の実態です。

何千何万の体験記がありますが、私も万感の思いをこめてこの絵を画きました。

皆様方の戦争のむごたらしさの記憶の一頁に書き加えていただき、生き残った者が語り継ぎ、
戦争とは…
空襲とは…
何なのかを一緒に考えてみたいと思います。


戦後、七十周年を迎える今年、
浅草公会堂で行われる
東京大空襲資料展で
9年目の語り部を勤めます。
展示する大画面の一部を
描きかえました。
死の寸前の心境を、、、
どうとらえ、
どの様に生かせば良いのか?

安倍政権の積極的平和主義は
積極的戦争主義と言うべきものです。
断じて許せません。
一緒に語り合いましよう。
ご来場をお待ちしてます。”
~吉野山隆英氏~

明日も寒そうですが
3月10日の空襲を語る吉野山さんや
浅草界隈のボランティアの皆さんが来場者と言葉をかわすのを楽しみにされていますよ。
浅草のイベントは来場者数も非常に多く、展示品もバラエティに富んでいます。
焼夷弾、千人針、防空頭巾、ゲートル、ちゃぶ台、果ては焼けた橋まで。
20分程度のアニメーションで子どもと一緒に体感するのもおすすめ。

60分ほどですが、浅草寺の周りにある戦争の爪跡スポットツアーもご参加されてみては?



Did you know ?
...that more than 100,000 people were killed in less than three hours, not excepting children and babies,

PLEASE COME AND SEE !
"Remember the Air Raids"

A shower of falling sparks
came down over us.  
A woman, hugging a baby tight,
was engulfed in the flames,
crying, "Help, help…!"
The people around,
however, were unable to do
anything to help her…

■Event Information
on March 7(Sat.)~10(Tue.)
open  10:00a.m.~17:00p.m.
at The Asakusa Kokaido Public Hall
ダウン
http://www.japantimes.co.jp/places/stage-guide/asakusa-area/asakusa-public-hall/#.VPsAVqCCgm9

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