
当たり障りのない自己紹介代わりに好きな音楽紹介を。
カナダ出身のジェフ・ウォーターズ(G)のバンド Annihilator(アナイアレイターと読みます)の1989リリースの1stアルバム。いわゆるへヴィメタル(スラッシュメタル)です。
あれこれ紆余曲折あって形が定まらないバンドで、1stから3rdまで毎回ボーカルが変わって4thではとうとうジェフ自身が歌いだしたり、しまいにはギターベースボーカルも全部自分でやってドラムは打ち込みにしたアルバム出したりとか、もうバンドですらなくなったりしてるバンド(?)です。
何がすごいって、ボーカルのタイプも吐き捨て型だったり歌いこむタイプだったりあれこれ変わって、曲調もゴリゴリ突っ走るスラッシュからポップな曲だったり、正統的なへヴィメタルだったり時期によってあれこれ変わっても、独特な粒立ちのはっきりしたギター音とプレイで「あぁ、アナイアレイターだな」ってわかってしまうところ。何をやってもあふれ出てしまう個性ってのは2015年リリースの最新アルバム Suicide Society でも変わらない。
ギター弾く人ならわかると思いますが単純に速く正確に弾くテクニックもすごいです。かっちりした几帳面なプレイなのにちゃんとロックのノリもある。素直にこんなにギター弾けたら楽しいだろうなぁと思う。
この1stアルバムですでにその個性も完成していて、それから30年近くコンスタントにアルバムを発表し続けてます。途中や最新作から聴いてもいいですが、できれば1stから4thまでは時系列に聴いてもらうとその変化の過程と、その逆に変わらない部分も如実に感じられるかと思うのでお勧めです。
この1stの実質的な一曲目(実際はアコギのインストの小曲 Crystal Ann が一曲目)を聴いてこのギターに魅力を感じたら是非順をおってアルバムを聴いてもらえたらと。