最近、CSで、旧ジャニーズのタレントが主役級の出演をしたドラマの再放送がある。例えばフジで、キムタクの『ロングバケーション』とか『ラブジェネレーション』とか『HERO』とか。

その流れ(どういう流れ?)なのかよくわからないけど、松本潤が準主役の本作も、CSのTBSが再放送した。ぼくは観たことがなかったが、放送当時は20%前後の高視聴率。

 

 

結論。ま、井上真央とか松本潤とか、登場人物のファンが観る分には楽しいドラマかもしれないな。ぼくは無理。

 

 

スクールカーストというのか、親ガチャの当選組男子が4人いて、通称「F4」(Flower fourで花の4人組ということらしい)。その中でもリーダー格(主犯格)の松本潤が、ある一般生徒の靴箱に「赤札」を貼ると、その生徒は全校生徒のいじめの標的にされる。

そして男子生徒が女子生徒(主に井上真央)に対して暴力を振るう。ハラスメントなんて話ではなく、立派な傷害罪が成立するレベルの暴行が多発する。

これじゃあF4を筆頭にまとめて少年鑑別所行き。常習犯だからね。それも親の「カネと権力」で握りつぶすのか。いよいよコメディにはならないよね。

 

ストーリーの土台からして陰惨と言わざるを得ない。コメディ(ラブコメ)として描くことは最初から無理なのでは。松本潤を、慣用句やことわざをやたら間違うという天然キャラに仕立てたところで、救えるもんじゃないでしょ。

 

主人公(井上真央)の家庭はお金がないのに、金持ちが通う私立高に無理して通学させるという設定。経済的にゆとりがないのは父が万年平社員だからというのはよいとして、競馬で負けてこしらえた借金が5百万円。それで「貧乏にもめげない前向き家族」として描くのは無理だろう。

 

とりあえず2点挙げてみたけど、そんなこんなで全く感情移入できなかった。

何で高視聴率を維持できたのだろう? ぼくにはわからない。

 

 

井上真央が「◯◯だっつーの」というセリフを乱発するんだけど、今から20年前、こんな口語が流行っていたのだろうか……。

 

 

1990年代以前のドラマは、お粗末な脚本の「ヒット作」が多いが、2000年代のヒット作もこの程度か。
いや、金持ちと貧乏の話で言えば、例えば松嶋菜々子と堤真一の『やまとなでしこ』は2000年だな。これは今でも通用すると思うのだが……。