ミッチーとモモ。 -3ページ目

ミッチーとモモ。

小説風な実話に近い物語。

簡単なおつまみを三品。




ミッチーの良く飲むお酒と共にカンパイした。





アニメを観つつ飲みながら食べながら、取り留めのない話もした。






でもモモは核心をつきたくて、単刀直入に聞いた。












『ねぇー、ミッチー。凄く下世話な質問だけど……』





ミッチーが失恋した経緯を一通り聞いた。







『ふーん。きっとミッチー優しすぎるんじゃない?多分……好きになると好き好き好きーってなるパターンでしょ?』

「あー、そうかも。俺、基本浮気もしないし。」

『……だろうね。』

「え?」





連絡が途絶えた事を思えば、確かに…と一人納得するモモ。





『私もそうだけどさ、誰かの事を好きになると、スキスキスキスキー!ってなっちゃわない?
多分、それがいつの間にか相手にしたら重い……めんどくさい……ハッ?!ってなるのかも?

だからさ、この歳になって思うんだけど。

スキスキスキー!って言われてる方が実は凄くラクじゃない?想われてて幸せだし。あえて自分からガツガツいかなくなる。』




「確かに、俺も好き好き言われてる方が長く続く……」




『でしょ?言われてる方がお互いラクだよね……っ?!』







モモは言葉に詰まった。















(おい!!!!!待て!!これじゃ、お互い一生気持ちが交わらないじゃねーか!)













困った……交わらない。