とある喧噪の中で
ふと、誰かの視線を感じた
気づかぬふりして行き過ぎようとした時
耳元に届いた声
「イカ・・・す」
振り返ると、見知らぬヒトが私を誘っていた
魔法にかかったように吸い寄せられ
思わずたずねた
『どう・・・すればいい・・・の?』
「口で・・・」
ふと、誰かの視線を感じた
気づかぬふりして行き過ぎようとした時
耳元に届いた声
「イカ・・・す」
振り返ると、見知らぬヒトが私を誘っていた
魔法にかかったように吸い寄せられ
思わずたずねた
『どう・・・すればいい・・・の?』
「口で・・・」
『わからないの
私・・・』
「大丈夫だから
言う通りにして!
指で・・・外側の柔らかい皮を剥いてごらん
ほら
中は固いだろ」
『できない
私にはできない
だって・・・・はぢめて・・・だから・・・』
「いいかい?
ゆっくりと皮をつまんで剥くんだ
固い芯がわかるだろ?
その芯を絞り出すようにつまめば
剥けるから
剥けたら
口にふくんでごらん
塩の味がするだろ
こちら珍味ですぅ~
イカの口を塩茹でしたものですから
ツマミに最適!」
なるほど
コリコリとした食感と塩味
同じ高知県なのに
東部と西部ぢゃ、食文化も違うんだね~
海辺の街育ちだけど、はぢめて食べたよ
高知県西部の海辺の街に出かけて出会ったイカのくち
あ!
タイトル・・・間違えてら (/ω\)
口でイカすの・・・ぢゃなくて
イカの口です