同じ匂い

学生時代に、好きだった男(ひと)から

電話があった






「同窓会の連絡、あった」





『あったよ』





「行ける」





『うん、大丈夫だよ(o^-')b』





「今、どこに住んでるんだっけ」





『市場の近く』





「俺、車で行くから
一緒に行かないか」




















当日

仕事が終わると、急いで家に帰り

汗を流し

買って来たばかりの下着を身にまとった






卒業以来
まったく違う道を歩んできた、私たち二人の

新たな出会いの日となるコトを予期して…



















（；´д｀）











誰が誰だかわからない(o･ω･o)ほど








変わり果てた姿の元・同級生たち




ブログネタ：元恋人は友達？ 参加中





限りなく元・恋人だった男(ひと)も、例外ではなかった



















が









私の見る目は、正しかった









「素敵なおぢさま」化した元カレは

優しさも
気配りも、あの頃のまま


私を大切に扱ってくれた





「これ、なんだかわかる」









『…脱法…ドラッ…グ』



「まさか(≧∇≦)

粉末の青汁だよ

焼酎の湯割りに混ぜると、身体にいい…かもな」









「シメに、しじみラーメンはどう」








『しじみラーメンって、食べたことないよ』



「しじみは、肝臓に優しいんだぞ」







(リアルに美味しかった)







しかも



さすがお坊ちゃま学校だっただけあって


「女は、金なんか出さなくていいの」


って

二次会以降(一次会はビアガーデンだったから、払った)は
私の割り、全部払ってくれた




もちろん、送り迎えも










新調した下着は、イカされることはなかったけれど

私たち
いい友だちになれる…気がする












ラーメン屋まで歩いてる時

オカマバーのママ(パパ)に

「あっらぁ～
えらく色っぽいお姉さんねぇ～

私と同じ匂いがするわぁ～」

言われちゃったぁ O(≧∇≦)o













同じ匂い…って