暫しお別れの日
今回は、流産手術をした日の内容を記します。
興味のない方、辛い思いをされる方、気分を害される方は、どうぞこのブログはスルーされて下さい。
2010年1月5日
手術当日。
朝起きると私の目は、今までに見たことがないくらい腫れ上がっていました。
手術に対する恐怖はありません。
ただ、おなかにいる我が子に一生懸命話しかけました。
ごめんねと、ありがとうと、またね。
余り寝れていない彼を起こすのは申し訳なかったけども、なんとか起きてもらい同意書にサインを書いてもらって、9時過ぎに家を出ました。
母親に、今から行ってきますと連絡も入れました。
昨日、泣きながら『赤ちゃんダメだった…』と電話をした時、声を殺して泣いているのが伝わりました。それでも一生懸命私を励まし、大丈夫大丈夫。必ず帰ってくるからと慰めてくれました。
一番喜んでくれた両親に伝えるのが本当に辛かった。
今日はもう泣かないと決めた。
昨日あれだけ泣いたから今日は泣いちゃいけない。
そう自分に言い聞かせてました。
それに今日は、彼がいてくれてる。
本当は今日、夫婦になる予定だったのに、我が子とお別れする日になるとは…
病院へは9時40分に着きました。
昨日はこの待合室で、必死に涙を堪えてた。
今日のお母さんは強いよ。泣かないよ。
10時を過ぎても呼ばれない。
病院なんてそんなもんだよね。
やっと呼ばれ診察室へ2人で入りました。
『昨日も見たんですけどね、どうも赤ちゃん死んでるんですよ。
とりあえず、見てもらいましょうかね。
隣へどうぞ。』
私達は一言も発することなく、内診室へ。
彼にとって、始めてみる我が子がこんな事になるなんて…
2人で、もしかしたら動いてるかもしれないね!っていう淡い期待も、すぐに打ち壊されました。
『ほらね、心臓動いてないでしょ。
死んでるね。
普通この時期なら、この辺が動いてないといけないんですね。
昨日より影も薄くなってるね。死んでるね。
はい、じゃあまたさっきの部屋に来てね。』
死んでる死んでるって昨日から…
もっと言葉を選べないのだろうか…
診察室へ戻ると、彼へ前日私にした説明とほぼ100%同じ説明をしていた。
なんだ、日常茶飯事だからもうマニュアル化されてるんだ…
どんどん卑屈になっていく私。
『はい、じゃあ今度は看護士から説明あるから外で待ってて』
なんか、すごい流れ作業だな。
いちいち感情なんて込めてたら、先生も持たないよね。そうだよね…
自分を納得させるのに必死でした。
そして呼ばれたのは昨日と同じあの部屋。
手術前の確認。
『前日の21時以降飲食はしてませんか?
髪を結んでくださいね。付き添いはできませんので、お迎えに来られるなら2時頃来てください。
枕元に説明書を置いておくので良く読んでください。
では、迎えが来るまで外でお待ちください。』
程なくして、明らかにオペ室勤務の格好をした方が迎えにきました。
その人の後を、沢山の人が居る待合室、ロビーの前を横切りついて行く悲しさ。
せめて普通の格好した看護士さんが良かった…
エレベーター前で彼とはお別れ。
そんな事はお構いなしに、お迎え看護士さんはズンズン進んで行くので、彼も慌てて
『頑張って…』
と言ってくれました。
こっちを見向きもせず、話し掛けもせずただ突き進む看護士さん。
通り抜ける場所は、生んだばかりのママ達が沐浴の練習をしている前、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて幸せそうにしている人達の前。
正直辛いです。
やっとオペ室につき、一番奥の物置部屋の横にある暗くて狭い部屋に連れて行かれ
『ここでこの手術着に着替えて下さい。
下はショーツ一枚ですよ。
荷物はまとめておいて下さい』
と言って出て行かれました。
暖房も入っていない、電気も付けてもらえない寒い部屋で着替えをする惨めさ。
私は何か悪い事をしたのだろうか…
口コミではすごく綺麗でホテルみたいで、先生も看護士さんも優しくて…と評判の病院だったけど、それは無事赤ちゃんを生むことができた人にしか味わえないんだ…
そうこうしてると、先ほどの血も涙も表情もない看護士さんが来て、私の荷物を抱えると
『付いて来てください』
とだけ言って歩き始めました。
今度はオペ室。
入り口の所で
『ここでショーツを脱いで下さい。
脱いだ物はこのカゴに入れて下さい。
荷物は部屋に置いておきますから』
と言ってその人は出て行きました。
なんでこんな所で…と思いながらも下着を脱ぐと、今度はその部屋にいた看護士さんに台に乗るよう指示されました。
腕を固定され、右手で血圧を測られ左手は点滴。左手の親指には心拍を測る機械(?)
もう好きにして下さいって思いました。
『先生が来られてから麻酔を点滴しますからね。
そしたらゆっくり100から1に向かって声を出しながら数えて下さいね』
『その目が赤いのはアレルギー?』
『いえ。昨日泣きすぎたから腫れてるだけです』
と言ったら、その看護士さんは初めて
『暫くは大変だけど頑張ってね』
と言って腕をさすってくれました。
良かった。
この病院にも優しくしてくれる人はいてくれた…
涙が出そうになると、心拍数も上がってしまって…
深呼吸してなんとか自分を落ち着かせました。
暫くすると先生が。
えっ!?さっき診察してた先生?
なんで!?まだ沢山患者さんいたじゃん!
あ…そう言う事が。
いつも、診察中でもフラッとどこかに行き、5分強で帰ってきてた。
その間に手術してたんだ…
ほんと片手間な感じだな…こっちはどんな思いでここに居ると思ってるんだろう…
と考えるうちに足を台に乗せ、固定され目隠しをされて麻酔を打たれました。
88まで数えたその後の記憶はありません。
自分のうなり声と看護士さんの声で目が覚めました。
とにかく、おなかが痛い。痛くて痛くて唸っていても、誰も取り入ってなどくれず
『はい、起きてくださーい
下着はきますからお尻上げてくださーい
お部屋行きますから車椅子に乗ってくださーい』
その間も痛い痛いと訴えるも総無視。
『これが普通なんですか』
と必死な思いで問いかけると、あっけなく
『そうです』
車椅子で病室まで運ばれる間も痛くて前屈みになると頭を押さえつけられる。
部屋につくと転がるようにベッドへ。
痛みに耐えきれずうずくまりながら、うなる私に強い冷たい口調で
『台に説明書置いてますからきちんと読んで下さいよ!!』
と吐き捨てて出て行った看護士さん。
あ、さっき私を迎えにきた冷たい表情のない人だ…
時間は11時20分。
なんだ、15分ぐらいしか経ってないんだ…
暫くうずくまってると、次第に痛みが和らいできてソファーまで携帯を取りに行けた。
ってゆうか私の荷物。
ゴミ袋に入れられてる…
なんで、なんでこんな屈辱的な思いをしなきゃならないの!?
赤ちゃんをちゃんと生めなかったから?
おなかにもう赤ちゃんがいない悲しさと苛立ちで手が震えました。
彼と親に無事終わった事を連絡して暫く横になりました。
13時に食事が運ばれてきて目が覚め、説明書をみると、14時に先生の診察があるので一階の外来まで来いと。
その前に、薬局で薬を受け取ってこいと…
その前に、私がいるこの部屋はどこなんでしょうか…
本当に放置で驚きました。
14時に診察室へ行き待つこと15分。
診察室にいたのは見たこともない先生。
『術後の経過も順調です。次は4日後来てください。
シャワーは明日から。
次の子作りは3回生理が来てからにしてください。
何か質問ありますか?』
『ありません』
術後の経過は順調って、あなた診てもないのに何がわかるの!?
もう、早くこの病院から出たかった。
彼も迎えに来てくれて会計を済まし(16000円ちょっとでした)車に乗った途端に涙が溢れて、泣いてしまいました。
その日は帰ってすぐベッドに横になり、泣き疲れて寝てしまい、そのまま朝を迎えました。
興味のない方、辛い思いをされる方、気分を害される方は、どうぞこのブログはスルーされて下さい。
2010年1月5日
手術当日。
朝起きると私の目は、今までに見たことがないくらい腫れ上がっていました。
手術に対する恐怖はありません。
ただ、おなかにいる我が子に一生懸命話しかけました。
ごめんねと、ありがとうと、またね。
余り寝れていない彼を起こすのは申し訳なかったけども、なんとか起きてもらい同意書にサインを書いてもらって、9時過ぎに家を出ました。
母親に、今から行ってきますと連絡も入れました。
昨日、泣きながら『赤ちゃんダメだった…』と電話をした時、声を殺して泣いているのが伝わりました。それでも一生懸命私を励まし、大丈夫大丈夫。必ず帰ってくるからと慰めてくれました。
一番喜んでくれた両親に伝えるのが本当に辛かった。
今日はもう泣かないと決めた。
昨日あれだけ泣いたから今日は泣いちゃいけない。
そう自分に言い聞かせてました。
それに今日は、彼がいてくれてる。
本当は今日、夫婦になる予定だったのに、我が子とお別れする日になるとは…
病院へは9時40分に着きました。
昨日はこの待合室で、必死に涙を堪えてた。
今日のお母さんは強いよ。泣かないよ。
10時を過ぎても呼ばれない。
病院なんてそんなもんだよね。
やっと呼ばれ診察室へ2人で入りました。
『昨日も見たんですけどね、どうも赤ちゃん死んでるんですよ。
とりあえず、見てもらいましょうかね。
隣へどうぞ。』
私達は一言も発することなく、内診室へ。
彼にとって、始めてみる我が子がこんな事になるなんて…
2人で、もしかしたら動いてるかもしれないね!っていう淡い期待も、すぐに打ち壊されました。
『ほらね、心臓動いてないでしょ。
死んでるね。
普通この時期なら、この辺が動いてないといけないんですね。
昨日より影も薄くなってるね。死んでるね。
はい、じゃあまたさっきの部屋に来てね。』
死んでる死んでるって昨日から…
もっと言葉を選べないのだろうか…
診察室へ戻ると、彼へ前日私にした説明とほぼ100%同じ説明をしていた。
なんだ、日常茶飯事だからもうマニュアル化されてるんだ…
どんどん卑屈になっていく私。
『はい、じゃあ今度は看護士から説明あるから外で待ってて』
なんか、すごい流れ作業だな。
いちいち感情なんて込めてたら、先生も持たないよね。そうだよね…
自分を納得させるのに必死でした。
そして呼ばれたのは昨日と同じあの部屋。
手術前の確認。
『前日の21時以降飲食はしてませんか?
髪を結んでくださいね。付き添いはできませんので、お迎えに来られるなら2時頃来てください。
枕元に説明書を置いておくので良く読んでください。
では、迎えが来るまで外でお待ちください。』
程なくして、明らかにオペ室勤務の格好をした方が迎えにきました。
その人の後を、沢山の人が居る待合室、ロビーの前を横切りついて行く悲しさ。
せめて普通の格好した看護士さんが良かった…
エレベーター前で彼とはお別れ。
そんな事はお構いなしに、お迎え看護士さんはズンズン進んで行くので、彼も慌てて
『頑張って…』
と言ってくれました。
こっちを見向きもせず、話し掛けもせずただ突き進む看護士さん。
通り抜ける場所は、生んだばかりのママ達が沐浴の練習をしている前、生まれたばかりの赤ちゃんを抱いて幸せそうにしている人達の前。
正直辛いです。
やっとオペ室につき、一番奥の物置部屋の横にある暗くて狭い部屋に連れて行かれ
『ここでこの手術着に着替えて下さい。
下はショーツ一枚ですよ。
荷物はまとめておいて下さい』
と言って出て行かれました。
暖房も入っていない、電気も付けてもらえない寒い部屋で着替えをする惨めさ。
私は何か悪い事をしたのだろうか…
口コミではすごく綺麗でホテルみたいで、先生も看護士さんも優しくて…と評判の病院だったけど、それは無事赤ちゃんを生むことができた人にしか味わえないんだ…
そうこうしてると、先ほどの血も涙も表情もない看護士さんが来て、私の荷物を抱えると
『付いて来てください』
とだけ言って歩き始めました。
今度はオペ室。
入り口の所で
『ここでショーツを脱いで下さい。
脱いだ物はこのカゴに入れて下さい。
荷物は部屋に置いておきますから』
と言ってその人は出て行きました。
なんでこんな所で…と思いながらも下着を脱ぐと、今度はその部屋にいた看護士さんに台に乗るよう指示されました。
腕を固定され、右手で血圧を測られ左手は点滴。左手の親指には心拍を測る機械(?)
もう好きにして下さいって思いました。
『先生が来られてから麻酔を点滴しますからね。
そしたらゆっくり100から1に向かって声を出しながら数えて下さいね』
『その目が赤いのはアレルギー?』
『いえ。昨日泣きすぎたから腫れてるだけです』
と言ったら、その看護士さんは初めて
『暫くは大変だけど頑張ってね』
と言って腕をさすってくれました。
良かった。
この病院にも優しくしてくれる人はいてくれた…
涙が出そうになると、心拍数も上がってしまって…
深呼吸してなんとか自分を落ち着かせました。
暫くすると先生が。
えっ!?さっき診察してた先生?
なんで!?まだ沢山患者さんいたじゃん!
あ…そう言う事が。
いつも、診察中でもフラッとどこかに行き、5分強で帰ってきてた。
その間に手術してたんだ…
ほんと片手間な感じだな…こっちはどんな思いでここに居ると思ってるんだろう…
と考えるうちに足を台に乗せ、固定され目隠しをされて麻酔を打たれました。
88まで数えたその後の記憶はありません。
自分のうなり声と看護士さんの声で目が覚めました。
とにかく、おなかが痛い。痛くて痛くて唸っていても、誰も取り入ってなどくれず
『はい、起きてくださーい
下着はきますからお尻上げてくださーい
お部屋行きますから車椅子に乗ってくださーい』
その間も痛い痛いと訴えるも総無視。
『これが普通なんですか』
と必死な思いで問いかけると、あっけなく
『そうです』
車椅子で病室まで運ばれる間も痛くて前屈みになると頭を押さえつけられる。
部屋につくと転がるようにベッドへ。
痛みに耐えきれずうずくまりながら、うなる私に強い冷たい口調で
『台に説明書置いてますからきちんと読んで下さいよ!!』
と吐き捨てて出て行った看護士さん。
あ、さっき私を迎えにきた冷たい表情のない人だ…
時間は11時20分。
なんだ、15分ぐらいしか経ってないんだ…
暫くうずくまってると、次第に痛みが和らいできてソファーまで携帯を取りに行けた。
ってゆうか私の荷物。
ゴミ袋に入れられてる…
なんで、なんでこんな屈辱的な思いをしなきゃならないの!?
赤ちゃんをちゃんと生めなかったから?
おなかにもう赤ちゃんがいない悲しさと苛立ちで手が震えました。
彼と親に無事終わった事を連絡して暫く横になりました。
13時に食事が運ばれてきて目が覚め、説明書をみると、14時に先生の診察があるので一階の外来まで来いと。
その前に、薬局で薬を受け取ってこいと…
その前に、私がいるこの部屋はどこなんでしょうか…
本当に放置で驚きました。
14時に診察室へ行き待つこと15分。
診察室にいたのは見たこともない先生。
『術後の経過も順調です。次は4日後来てください。
シャワーは明日から。
次の子作りは3回生理が来てからにしてください。
何か質問ありますか?』
『ありません』
術後の経過は順調って、あなた診てもないのに何がわかるの!?
もう、早くこの病院から出たかった。
彼も迎えに来てくれて会計を済まし(16000円ちょっとでした)車に乗った途端に涙が溢れて、泣いてしまいました。
その日は帰ってすぐベッドに横になり、泣き疲れて寝てしまい、そのまま朝を迎えました。