こんばんわ、アンメットにはまり込んでます、アリクレハですニヒヒ

月曜の夜10時枠のドラマ、私的には面白い内容が続いていて、今シーズンは杉咲花さんのアンメットが一番楽しみ。

交通事故をきっかけに記憶障害を患う脳外科医のお話。今回、母が罹患したグリオブラストーマの患者さんの話で、より一層食い入るように見てしまった。

※若干のネタバレします。
まだその回を観てない方はここでお戻りくださいませ。



てんかん発作で倒れて救急搬送される画家さん(加藤雅也)。脳が圧迫された症状として、潜在意識が出ちゃって、奥さん(赤間麻里子)が悲しくなってしまうようなこと言う。とか、家族のことがわからなくなる、とか、食べなくなるとか、様々な症状が描写されてました。

今回のお話で、私が一番涙が止まらなくなったシーン。言葉もあまり話さなくなって、奥さんのことも分かってるのか分からないのか、な状態で面会に来る奥さん。
名前を呼んで、来たよーと話しかけると、ベッドの背を上げて座っている状態の旦那さんが体をゆっくり起こすような仕草をして一言。

絵のモデルになってくれませんか?

って言うわけです。
この言葉は、二人が大学時代付き合うきっかけになった思い出の言葉。
思わず号泣して抱きつく奥さん。

このシーン、なんかねー、感動と悲しさと切なさと、母を思い出して涙が止まらなくなりました。
うちの母は、

てんかん発作で嘔吐→緊急入院→御飯食べれなくなる→家で過ごさせるために、胃ろうの手術→喋れなくなる

で、そこからは意思表示も出来なくなって、話しかけたり身の回りのこと色々するときにスキンシップはするんだけど、眠っていることが多い状態に。

だけど、最後のとき浅い呼吸が続いて、本当に最後かもって言う時に一瞬、元気な時の母の顔に戻って、父の顔を見てすごく悲しそうな顔をしたんです。
それが、ごめんね、って言いたげで、あの一瞬戻ってきたのかもって思ったんですよね。

ほんの数秒でも、母の気持ちを感じられた瞬間は、幸せというかなんか嬉しいと言うか、ちょっと奇跡だったかもと思いました。
それを、思い出すシーンでした。
来月で母が亡くなって1年。
悪性脳腫瘍の治療方法が進歩したのか、最近は調べてないのでわかりませんが、世の中の全ての病気がいつか治る時代になりますように。