セカンドオピニオンの日。

約束の時間10分前に、主人と一緒に聖路加病院へ。

一階で受付を済ませ、2階の女性総合診断部に行くように案内されました。

聖路加病院は、本当にきれいで、入り口を入ると右手に吹き抜けのような場所があり、そこにスターバックスコーヒーが。

受付周りもホテルのロビーのようにきれいで、対応してくださる方もきちんとしています。

 

ヒューマンスキルが高いっ

 

って感じでした。

慶応病院は建物に年季は入っているものの、今建て替え中だし、対応してくれる人もみんな親身になってくれるので、私的にはどちらも甲乙つけがたいんですけどね…

そこは、患者さんと病院との相性もあると思うので何とも言えないですが。

 

1階も2階も、約束の時間が16:30だったので、診察の受け付けも既に終わっているし、患者さんらしき方はほぼいませんでした。

診察中の時間帯はきっと、すごい混んでるんでしょうね…

 

問診票を書いて、待合室で待っているとすぐに中待合室に通されました。

セカンドオピニオンは、30分単位で料金が発生するそうで、スマホのボイスレコーダーをスタンバイしていざ診察室へ。

セカンドオピニオンは、妊娠中の癌治療の権威である 塩田恭子医師でした。

すごく優しい話し方をされる先生でした。

 

まず最初に、妊娠中であること、子宮頸がん(腺癌)と診断されていること、不妊治療の末、体外受精でようやく授かった子なのでどうにか赤ちゃんも自分も助かりたいとお伝えしました。

 

この時期であれば、赤ちゃんを諦めて子宮全摘をすすめるのが標準的な治療。

しかしあくまでもそれは標準的な治療であって、標準じゃない治療としては、

 

・がん検査をしながら、妊娠を継続して様子を見る

・抗がん剤をしながら、母体の癌が進行しないように止めて赤ちゃんも母体も両方救う

 

どちらがいいかは、妊娠中という事もありMRI以外に調べようがないので何とも言えない。

明らかにあるのであれば、抗がん剤治療をしながらという治療をすすめるが、今の段階で確実にあるかわからないけれど、腺癌の場合は個人的には抗がん剤治療をしながら、妊娠の継続を目指す方法をすすめたいと思う。とのことでした。

 

抗がん剤を使うってことは、がん細胞が減ってくれるのが通常だけれど、今はひとまず進まなければOKかなと思う。

って事でした。

 

子宮頸がん(腺癌)でも、母子ともに助かる可能性は十分ある。

 

と言ってくださったのですが、過去に子宮頸がん(腺癌)の妊婦さんはいなかったそうで。

乳がんや扁平上皮癌の方であれば、治療の実績があり、結果はよくも悪くもなかったそうです。

 

抗がん剤治療をすることでの赤ちゃんへの影響については

 

・赤ちゃんが小さく生まれてしまう可能性がある

・赤ちゃんの臓器がしっかり出来ている週数から抗がん剤治療を開始するので、抗がん剤は赤ちゃんに行くけれど、出来上がった臓器に対して抗がん剤のせいでどうこうなるということはない

・ただし、赤ちゃんの次の世代に対する影響はわかっていない

 

との事でした。

前の事過ぎて、はっきりとは覚えていないのですが、こんな感じのお話で、赤ちゃんを出産する週数は35週くらいで良いかなと。

週末にしっかり考えて、もしも聖路加病院で治療したい場合に備えて、次回の予約もとっていただき、この日は帰りました。

 

自分の心にも身体にも余裕がないので、何一つ面白いことが浮かばない日々でした。