斜頚の改善例
大人になっても斜頚でお悩みの方がいらっしゃると思います。
当院独自の施術での改善例を参考になさって下さい。
■斜頚の改善例
・40代女性
・逆子で産まれてからの斜頚(斜頚の手術経験なし)
・右胸鎖乳突筋が短縮(特に鎖骨頭)
・上記に伴って頭蓋骨右側が下にズレている
今回が3回目の施術。
それまで色々と手を尽くしましたが
どうしても胸鎖乳突筋の「芯」がとれない。
「力を入れている感」がとれませんでした。
あらゆる可能性を考え、調べて
3つの施術を準備して当日実施しましたところ、
そのうちの1つの効果が顕著で
大きな変化を得られました。
「硬くて」「短い」胸鎖乳突筋が
単に「短い」だけの胸鎖乳突筋になってくれました。
力が入ってなければ、ぐにゃぐにゃの
通常の筋肉と変わらない硬さになってくれました。
短いのは、産まれたときから40年間
筋肉が収縮し続けていた為と思われます。
これも制限がなくなった今は急速に回復していくと思います。
■脳に注目
脳からの「筋肉を縮めろ」命令が出っ放しになっているのが
この症状の原因です。
筋肉にアプローチする事によって、筋肉の状態が変わり
それを脳が感知して、命令を出すのをやめるという方法もあるのですが
斜頚の症状では、効果が薄いです。
筋肉と同時に脳にも働きかけることにしました。
■大脳基底核
調べたところ、大脳基底核と関連がありそうなことがわかりました。
事前に、
患者さんの胸鎖乳突筋をイメージしながら
大脳の断面図を見つめ
反応のある所をチェックしました。
やはり、大脳基底核の所で大きく反応します。
右の筋肉なので左脳の大脳基底核が反応します。
当日は、
仰向けで、胸鎖乳突筋の外側が一番弛む姿勢をとっていただき
右の胸鎖乳突筋全体を包むように手をあてます。
もう片手は、大脳基底核をイメージしながら
患者さんの顔の上でスキャンするようにかざし
最も反応がある場所を探します。
左の眉のあたりで、かざした手が最も反応し
首にあてている手もものすごい反応です。
あてている手が1cmほど上下するくらい大きな脈動が胸鎖乳突筋にあり
それがいつまでも長く続くかのように力強く続きます。
そして、以前書きましたように「語りかけ」が効果を増します。
筋肉に対して、脳に対して
それぞれに心の中で、感謝や共感を伝えます。
すると、脈動がスピードダウンしていき
フェイドアウトするように消えていきます。
頭の左側面からも
同じように大脳基底核をねらって施術し
全く同じ反応を得ました。
その結果、ぐにゃっと緩んでくれました。
あれだけ鋼鉄のワイヤーのように硬く
何をしても緩んでくれなかった胸鎖乳突筋が
緩んでくれたので、患者さんと共に大喜びしました。
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当院では、斜頚に限らず
側湾症など難しい症状も
独自の施術法で安全に解決してきています。
どんなに難しい症状も
諦めることなく、突き放すことなく取り組んでおります。
難しい症状で諦めかけている方は
当院での施術もぜひご検討ください。