2-2:骨盤(手かざしによる調整)
骨盤は、左右の腸骨がそれぞれ別に、
前に傾いたり、後ろに傾いたりして、歪むのがほとんどです。
手かざしでの調整の場合、
どのように歪んでいても、丸ごと調整しますので、便利です。
寝ている状態でも、施術できますが、
通常、立ったままで、施術します。
◆歪みのチェック
歪んでいるかどうかの確認は、簡単です。
1.鏡の前に立ちます。(鏡は腰の部分が映る大きさで充分)
2.足を揃えて、直立します。
3.腰骨の一番高い所に、左右の手を置きます。
4.左右の高さに、差がないか確認。
5.骨盤の前面に、左右の手を置きます。
6.上から腰を見おろして、左右の前後差(ねじれ具合)も確認。
◆手かざしによる調整
1.軽く足を開いて、両足に均等に体重をかけ、
楽な姿勢で、立ってもらいます。
2.両手は、軽く腕組みをするようにして、
腰まわりから、手を移動してもらいます。
3.私が、受け手の人の腰の
左右をはさむように、手をかざします。
反応しなくなったら、次へを繰り返します。
5.ほとんどの場合、1分以内で終わります。
6.最初と同じように、位置をチェックし、
歪みが整ったのを確認して、終了。
これで、骨盤左右の、上下差、前後差が消え、
歪みがなくなっています。
そして、立ったままだと確認しずらいですが、
脚の長さの左右差も、なくなります。
受け手の人は、
何も感じないという人が、半分ですが、
残り半分の人は、
腰が揺れ動き始めたり、
「どちらかに引っ張られる感じがした」
「動いてる感じがわかった」
などと、おっしゃる方が多いです。
次回は、2-3:頭蓋骨(手かざしによる調整) です。