すっかり男の漫画家の
話ばかりになって
しまってますが



たまには
女性の漫画家の話を
いたしましょう(笑)



だし
ちょっとエロい話が
出てくるので
エロ話が不快な人は飛ばして
下さい(笑)






世間一般的な
女の漫画家の
イメージはおおむね
こんな感じでしょう
・・・





どちらかというと
  ルックスは並以下。
男性経験が少ない。
無口・オタク。
メガネをかけている(笑)
完全に婚期を逃している。
仕事場には必ず猫か犬。
夢見がちで妄想癖あり。
男との恋愛に幻想を持っている。
金はそこそこ持ってる
彼氏いない歴●●年。
担当編集に恋している。



などなど
でしょう・・・


もちろん
凄い偏見です。







これから紹介する
女流漫画家
D先生は


色々な意味で
このイメージに
近いものは多少
あるのですが






D先生は・・・




ギャップが
凄いんです!!




見た目は清楚な
黒髪のメガネ美女


寡黙で聞き上手


背は低く
痩せているが
胸は大きい



なぜか
隣にいるだけで
ドキドキする
・・・・



こんなタイプ
なのですが



漫画家飲み会で
初対面の時

「どんな漫画を描いて
いらっしゃるのですか?」

と恥知らずな質問を
してみたらなんと



「私エッチな漫画
  描いてるんで
す・・・」



という意外な
返事が!!!




マジで?




しかもその
ペンネームを聞いて
2度ビックリ!!



オッサンが喜びそうな


コンビニにすら置いてない


エロ劇画誌で描いている


あの・・・
●△※◎先生では
ありませんか~!!!!!


ひえ~!!


私は思わず固まって
しまった。




そんなに驚くことか?


とお思いでしょうが
レディースコミックを
想像している人が
いたらそれは
大きな間違い。



笠間しろう
ばりの強烈な
劇画で



肉感あふれる女体から
精液と汗が混ざり合って
ほとばしる
強烈な絡み描写


それでいて
しつこくなく
どこか清潔さを感じる
作画力


そして

人妻浮気モノを
描かせたら
右に出るものは
いない大家・・・!


なんですよ~!!!!!


しかも20代後半でっせ
みなさん!!!



この細い腕から
あの絵が生み出される
なんて!!!



しかもこんな
清楚な人が
作者だった
なんて・・・!


とても描いている

ところが想像できない

  ・・・・・!!



私は
そのギャップも
さることながら
そのお人柄とルックスに
完全に心奪われ



その飲み会が
終了するまで
ピッタリとD先生の
隣をキープしていたの
です(笑)



しかも
会話を重ねれば
重ねるほど
どんどん
魅かれていく・・・



知ったかぶり
しないし


なぜかサンライズ系の
ロボットアニメにも
詳しいし


お酌もしてくれるし


やさしいし。


結婚する前に
この人に出会いたかった!


とマジで思って
しまったのです。








ここで少し
能書きをたれよう。



エロ漫画家に
なるには最低でも
もって産まれた
4つの素質が必要だ



裸を描ける正確なデッサン力。
自分の変態性を内から開放できる能力。
自分の性癖を人前にさらけ
        出せれる勇気。
いい意味での妄想力の持ち主。


である。


これらは訓練では
絶対に会得できない
もの。


エロ本というものは
基本的に「おかず」に
ならなければならない。



これらの素質がないと、
はっきり言って
「抜ける漫画」は
描けないのだ


D先生のそれは
はっきりいって
「抜ける」作品だ


女なのに
男の「抜きどころ」を
わかっている女流作家は
本当に少ない。


個人的に
人間国宝に
指定したい
ぐらいだ(笑)




だが・・・



その飲み会のあと
数年経って・・・


D先生が結婚したという
話を聞いた。


しかも
去年男の子を出産。



それだけだけでも
ショックなのに


出産おめでとうメールを
したらその返事が




「私当分、育児に専念し
   漫画家はお休みする事に
       しました・・・」



という返事!


あああああ
あの才能が・・・


しばらくの間
埋もれた状態に
なるなんて・・・




なんてもったいない!!


育児なんか他人に
任せて


漫画描いて欲しい!!


って思うほど



D先生の大ファン
だったのに・・・




一刻も早く
カムバックして欲しい。











先生にもらった
色つきの
サイン色紙。


色が褪せたら困るので
しまってあります(笑)












































政治家がたった
一言の失言で
職を追われるのと
同じで



漫画家にも
言ってはならない
一言がある。







今回登場する漫画家の
先生は・・・




あまりにも有名な漫画家の
アシスタントをしていた
方であり、

私の師匠の 
さらに大先輩にあたる方
なので、

デビューの経緯、
活躍時期、雑誌名などは全て
伏せさせていただきます。



とは言っても
いつも伏せてます
けど(笑)






その先生、U先生は
超有名漫画家の
アシスタントを経て、
某有名
少年週刊漫画誌でデビュー


3回ほど連載作品を
執筆していたが、

全て半年ほどで終了

なかなかヒット作が
出ないのが悩みの
種だった




U先生の場合、
ネームにものすごく時間が
かかるタイプで、
最終的なOKネームが通るのはいつも
締め切りの前日



毎回作画は荒れに荒れ、
とにかく酷い作品
だった事を覚えている。


そんな作品だから
人気が出るはずもなく



ついに
その雑誌を干される
時が来てしまった
・・・・



人気が低迷していた
ある日
担当編集が急に
新人に交代。



その新人が仕事場に
やってきて



「もう先生は
 うちには要らないって
   編集長が言ってました」

「せいぜい他誌で
  頑張ってくれ・・
     との事です」



このとおり言われたかどうかは
分からないが、おおよそ
こんな事を言われたらしい。




言われた方は相当な
ショックだ




しかも
顔も見たことも無い
新人編集者にいきなり
こんな事を言われるのだから
たまったものではない。



この伝言を
まかされる新人も
かわいそうだが・・・






たしか
ちばてつや大先生も
少年マガジンを干される時
「少年よラケットを抱け」
を連載中、
同じような事があった
らしい。



交代した
ばかりの新人編集に
「連載は終わりにしましょう」
「マガジンにもう先生はいらない」
的な事を言われたらしいのだ。



U先生の場合は
マガジンではない
が・・・



とにかく漫画の世界は
下克上




人気のない漫画家には
それが大御所であれ、
新人であれ
容赦なくギロチンの刃が
叩き降ろされるのである。



人気の無い漫画の
連載が終わる時なんて
そんなものなのかも
しれない。




漫画家というものは
同じ雑誌で死ぬまで描く
人もいれば、




渡り鳥のように
発表雑誌を次々と
変えて描く人もいる。




渡り鳥タイプには
結果が出せず、追い出される
パターン。


編集と喧嘩して
自分から去るパターン。


発表雑誌が
次々廃刊・休刊してしまう
パターン。


病気療養などで
長期間ブランクが空き、
戻ってみたら居場所が
なかったパターン。



U先生の場合は
失礼だが最初の
タイプになるであろう。







こうして
数年間お世話になった
雑誌を追い出される事になった
U先生。






超有名漫画家のアシだった
ころの七光を使い


2番手、3番手雑誌に
色々な連載企画を精力的に
持ち込んだ。



そしてついに
少年●●●●●●誌に
企画が通った。




確か学園を舞台とした
忍者ギャグ漫画だった
ような記憶がある。



ほっと胸をなでおろす
U先生。




知人、友人の漫画家が
お祝いの酒宴を設けてくれ
私もそこに参加させて
いただいた。



一緒にカラオケで
チャゲ&飛鳥(古)
を熱唱したのをよく
覚えている。




しかし先生の
本当の悲劇は
ここから始まる。




先生は何を
思ったか、どこかの
飲み会で


「あの雑誌
 売り上げ低迷してるから
 俺がトップを張ってのばして
         やる!」

「たいした看板作家も
   いないしな・・・!」




という天狗発言を
してしまった!!!





しかもその発言が
運悪く

その雑誌の編集部の
人間の耳に入って
しまった・・・!!


それが原因か
どうかは
今となっては
分からない


通ったはずの
企画はいつの間にか
無かったことにされ

5話まで出来ていた
ネームを全て突っ返されて
しまった





本当に運が悪い。



たっひと事の
失言が彼の運命を
かえてしまった



やはり

「俺は●●先生の所で
   アシやってたんだ」

「俺は
 あの少年●●●で描いて
    たんだ・・・! 」

的な
慢心が彼の心の
中にあったのだ
ろうか。




そう思われても
仕方が無い。



下に思われていた
その編集部が怒るのも
無理は無いのかも
しれない。



酒が入らなければ
朴訥でいい先生
だったのに残念だ。





それ以来
少年漫画誌で先生の
名前を見ない。



企画を持ち込む
営業をしている
という話もまったく
聞かなくなった。




それから早
16年弱




最近は
自分の故郷に帰り
漫画塾のような
モノを開いている


と知人に聞いたが
それが軌道にのって
いるのかは定かでは
ない・・・・。





U先生が表舞台に
再び立つ日は










やってくるだ
ろうか・・・・。

女・・・
   女・・・
また女・・・



寝てもさめても
女とSEXの話
ばかり・・・



というのが
漫画家のR大先生。
東京都出身。



幼少の頃から手塚治虫や
藤子不二雄・石ノ森章太郎に憧れ
漫画家デビューを志すも


絵が下手すぎて
苦労の連続。


超大物漫画家の
アシスタントをしながら
腕を磨き



ついにヤングマガジンに
自信作を持ち込む・・・!



が大惨敗。



しかし同じ作品を
やけくそでヤングサンデーに
持ち込んだら
大絶賛&連載&大ヒット。


世の中本当に分からない(笑)
(っていうかヤンマガ
    何してんだよ・・・)






その後も
何度かヒット作を連発
する先生。



私は一時期
このR先生の仕事場で
お世話になった。



奥さんと子供を
豪邸に住まわせ

仕事場は自宅とは別に
豪華マンション最上階に
構えている。




傍らにはいつも
ミニスカで貧乳の愛人が
寄り添っている。


名前は夏美さん。
(おそらく偽名)



マンション最上階から
愚民を見下ろしながらの
仕事。




金も地位も女も
手に入れた
R先生。


〆切は絶対に
守る優等生。


しかも
ルックスもまあまあで
性格も気さく。



童貞の
新入りアシスタントが
入ってくると
すぐ風俗に連れていき


筆おろしをさせてあげる
やさしい(?)先生。



仕事場は笑顔が絶えず
とても楽しい仕事場だった。


アシ一人が病欠しても
すぐに助っ人がやってくる
人望の持ち主。



休みの日は
ボーカルを務める
ロックバンドで絶唱し
女性ファンに囲まれ
ご満悦。



絵に描いたような
イケてる漫画家ライフを
送っていた先生。





特に問題は無いように
思えた先生だが、
ある日


その愛人の誕生日に
「高級4WD車」を
プレゼント。



凄え。



4人の
アシスタントは全員
心の中で・・・
「その金があるのなら
  ボーナスくらいくれ・・・」

と思ったであろう。
少なくても俺は思った(笑)




しかも先生は
その車を自分名義にし、
税金も保険もガソリン代も
全ての経費が自分もち。



しかしそれが仇となった。



毎年4月に送られてくる
自動車重量税の納付書が
奥さんのいる
自宅の方に届いてしまったから


さあ大変!!


絶対に仕事場に来るな!
と釘を刺しておいた
奥さんが仕事場に
その納付書を携えて

鬼の形相で乱入。

「この女は誰?」
「この車はナニ?」


私らアシ4人は
リングサイドで
その無制限一本勝負を
観戦した。



試合は奥さんの
テクニカル
   KO勝ち。



車は売却され
愛人との関係も
清算すると約束させられた
のだ。





それからというもの
R先生は人生を語り
はじめた(爆)



漫画も説教臭くなり
人気は低迷


いつのまにか連載は
無くなったが・・・


今度はなぜか
エッセーの
オファーが。



今では
女と人生とSEXの悩み
についてのエッセーを
執筆している。




漫画家から
文筆業に転身する人は
いるが、
先生も見事転身に成功。


今では
漫画家時代より本が
いっぱい出ている(笑)



この前電話で話したら
最近はまた
漫画を描こうとして
いるとかいないとか。



きっと新作は
深みの増した
いい作品になる
んだろうなぁ♪



新作が待ち遠しい
作家の一人です。







プロの漫画家と言えど、
人それぞれ
得手不得手がある。


人物は描けるが、背景が描けない。

絵は超巧いのに、お話がつくれない。

・・・・etc




もちろん弱点があっても
担当編集さんとか
アシスタントさん
原作者さん(ゴーストライター含)
などがその弱点を補ってくれているので
漫画家は漫画家としてやっていける。





特に少年マガ○ンは銀杏社という
原作者集団がついているから絵さえ
巧ければ大丈夫だ(笑)




しかしどうしても
克服できない弱点もある。




今回紹介する先生はなんと




「女性キャラ」が
     描けない。




漫画というものはまず
魅力的なキャラクターを
複数作り上げ

そのキャラクターが動くことに
よってお話が生まれる。
(その逆はない)



なので



老若男女、様々なキャラクターを
描き分けなければならないが、




その漫画家Qさんはなんと、
(南Q太じゃないよwww)



女のキャラ(特にヒロイン)を
描いたことがないのだ。



もちろん今まで
多少の端っこキャラぐらいは
誤魔化して描いてはいた。



デビューがスポーツ漫画だったので
描く必要がなかったというせいもある。
(殺伐としたお話だからこそ
     花が必要だったと思うが)




しかしその連載も終わり
次回作は「恋愛もの」の注文が
担当編集から来た



そこで描いた
キャラクターデザインを
見たことがあるのだが



そこに描かれていたのは




どう見ても
  ダッチワイフ。



表情に乏しく
おちょぼ口。
服もダサくて
ヘアスタイルも最悪。
下着姿などはもう
目もあてられ
ない・・・・。



もちろん
編集からリテイクを
要求されるが



何度描いても




ダッチワイフ。




しまいには
担当編集が仕事場に現れ、
別の作家が描いた女性のキャラを
先生に見せて



「こんな感じで
    描けないですかね・・・?」



と、漫画家としては屈辱的な
指示をされてしまった。




しかし締め切りが迫っていた
先生はやむを得ず
そのキャラを模写



なんとか悲惨な漫画に
ならなくてすんだが



その連載は人気も出ず
敢え無く10回で
終了。



「フォー○バー」という
その「痛い作品」は単行本化も
されず、幻となってしまった。



しかも自信を無くしたのか
それ依頼Q先生の名前を
見なくなってしまった。






実はこの先生に限らず
「女キャラ」が描けない、

あるいは苦手という
男性漫画家は
結構いる。



これには傾向があり



私生活面で女に不自由して
いない男性作家は女性キャラが
「不得意・苦手」であり



女に「幻想・憧れ」を
持っているような
キモオタ作家は
異様に女性キャラが
「かわいい・美しい」のだ



これは
本宮ひろ志も指摘している。




その本宮先生もやはり
女性キャラが描けないという弱点が
あったが、


女性キャラだけ
もりたじゅん先生に
描かせるという裏技で
この弱点を補うことに成功。



これは賛否あるだろうが
見事だったと私は言いたい。




それにしても
漫画家のスキルとして


「描けないモノがある」


というような弱点は、出来れば、
デビューする前に克服して
おいた方がいいのかもしれない。






余談だが、
ある日女性キャラが下手といわれている
作家と飲んだことがある。


その先生はよせばいいのに、
酒が入ると、隣に座った
ホステスの似顔絵を描きたがるのだ。



しかもその絵が
なぜか巧い(笑)



「先生、ご自分の漫画の女性も
  そのタッチで描かれたらどうですか?」


という私に


「そうかなぁ?あははは」


という先生。




いや笑い事じゃなくて・・・(泣)





ヒロインぐらいは綺麗に描いて
あげましょうよ先生。
今回ご紹介する漫画家は


大手K社の青年週刊漫画誌で
作品を連載していた
B君。



1990年頃にデビューし
大物原作者を迎えた初連載は
見事にスマッシュヒット!



それからも
佳作を次々発表し



その掲載誌の
看板作家に・・・




なるはずだった。




しかしB君は今

その雑誌で漫画を描いて
いない。





共通の知人漫画家に
聞いてみたところ、

連載末期は原稿を落としまくり
すっかり編集の信頼を失って
しまったらしい。




しかし、


一応ネームバリューは
そこそこあったので

他誌で拾われ
また連載を
はじめるも・・・・





「ネームは締め切りの
  前日にするものだ」



「原稿は締め切りが
  過ぎてから取りかかる
         ものだ」



という意味不明の
仕事スタイルを
何故か確立してしまっていて



編集に迷惑をかけまくり。



始まっては終わり
終わっては始まりの
繰り返しで

様々な出版社・発表媒体を
転々。



そんな彼の
仕事スタイルはすっかり
業界に知れ渡り


彼に仕事を依頼する
出版社はとうとう
無くなってしまった。







プロというものは
与えられた時間内で
与えられた条件内で
作品を仕上げるもの。




彼がなぜ締め切りまで
ネームをしないのか?


なぜ原稿を描かないのか?


江口寿史のマネしてんのか?(笑)


彼に何があったのかは
まったくの不明だが


その仕事スタイルは


完全に
間違っているし、
漫画家
失格。




確か巨匠・新谷かおる先生も

「多少、締め切りに遅れても、
いい原稿を仕上げるのがプロ」

という哲学をもっているが、


それとこれとは
話が違う。


B君の場合は
故意に「仕事をしない」のだから
・・・




いやあ・・・
本当に惜しい。


B君の漫画は独特で
面白かったのに。


だが
知れ渡ってしまった
その汚名を返上するには
もう一度信頼関係を
一から築くしかない。



大変な作業だ。




僕がもし
彼の担当編集者に
なったら
まず誓約書を書かせる。


原稿は極力!!
締め切りまでに
仕上げる事!!






フツーの漫画家はみんな
当たり前のように
原稿上げてるんだよ?

締め切りまでにさ~




ねえB君。