- 黄金の狩人3 (道化の使命) (創元推理文庫)/ロビン・ホブ
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若干ネタバレのような。でも感想にすらなっていないような。
ここまでが三部作の一部にあたるわけで、物語はまだまだ序章なのでした。つ、続きが待ち遠しいです。年内に読めるんだろうか……。
シリーズを通して動物がたくさん出てくるんですけど、今回、はじめて猫が出てきました。その猫たちがみんな、すごくいいです。
ジンナの飼い猫で、フェンネルという子が出てくるのですが、そのことか、あと、あの、子猫!フィッツの足をよじ登ろうとした子。猫のその行動は当然想像がつくんだけど、そのとき、そういうふうに喋っているのかなって思うと、にやにやしてしまいます。わかるわー、という感じ。
でフェンネルですけど、このこが最後、ナイトアイズの死によってフィッツの胸にあいた虚のような穴に気付いて言うんですよ。「猫を抱け、気分が良くなるぞ」って。慰めているというわけでもなく、ただ、そういう気分のときはこうするといい、と言ってる。それって最高だと思う。気持ちがわかってるからこそなんだけど、気持ちわかるよっていわれても何の慰めにもなんないからね。私だったら、ありがとうって言ってぎゅーってするだけだ。猫が抱いていいよって言ってくれるのって、最高のやさしさのように感じるのは、私がたんに猫好きだからなのかもしんないけど。
抱け、とか、よこせ、とか、ジンナが一番好きなのは俺だ、とか、ほんと猫猫しい台詞や行動オンパレード。相手を好きで、相手も自分を好きなんだから当然だ、と思ってする行動に猫も犬も大差ないはずなのに、なんでこんなに言ってる台詞が違うんだ???考えてみると面白すぎる。
たしかに猫は当てにならないかもしんない。
やさしさも、自己愛に近い一風変わったやさしさで、猫がそうしたいと思ったときにしかその愛は与えられないのだけど、でもその愛を届ける相手は絶対に決まっているんだ。たぶん、猫好きはそこにめろめろしちゃうんだな。
これまではおもに犬と、あと狼が登場していて、彼らの言葉もとっても素敵なものばかりなんだけど、これから猫がいっぱい出てくるのかなーと思って、すごく楽しみ。作者は犬も猫も飼っておられるそうです。
最初どうかなって思ったけど、(でも前のよりはとても好きなんですけど)鈴木康士 さんの装画すごくいいー。2巻で大きく描かれてる人物はゴールデン卿といって、前のシリーズでは道化だった人なんですけど、この人もすごくいいー。道化の顔がやっとわかった。こういう顔なのか……。